【ハイキュー】お兄ちゃん、ぎゅってして【日替わり】

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家族愛？禁断愛？どちらにしろ永遠の愛、でしょ？ "お兄ちゃん" - 2024年4月30日

今日の"お兄ちゃん"


────


私のお兄ちゃんは

｢YOU、ティッシュ持ったか？｣

"お兄ちゃん"って言うより

｢おーい、遅刻すんぞ？｣

お母さん、って感じ。


｢おかあ...お兄ちゃん｣

｢今お母さんって言っただろ｣


ほら、こうやってふざけても頭をコツンって叩くだけ。

優しくて、私に涙も怒りも見せたことのない
自慢のお兄ちゃん。



────そんな日が続いたある放課後

｢お兄ちゃん、帰ろ？｣

｢あー、ごめん。用事あるから先帰ってて？｣


その日は何故か、お兄ちゃんが放課後残らなくてはいけなかったみたいだったので私は一人で帰った。

多分、そんないつもと違う一つの行動が私の運命を変えたんだと思う。



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─────
──



その日は雨で道路が滑りやすくなっているそうだ。

これは某ニュース番組のアナウンサーが繰り返していたこと。

((｢事故には十分にお気をつけ下さい｣))

事故、かぁ。

それって、どんな状況で起こるんだろう。


もしかしてさぁ、それって

｢こういうの、かな────｣


私の目には無駄に明るい車のヘッドライトの明かりが写っていた。









｢YOU！！！！！！｣

｢っえ...？｣


──
────
────────


車は危機一髪のところで私を避けた。

まぁ、お兄ちゃんが突き飛ばしてくれたからって言うのもある。

｢バカ！なんであんな所でぼーっとしてたんだよ！！｣

｢ごめん、なさい｣

ここは道路脇、雨だが確かに人通りはある。

なのにお兄ちゃんは珍しく声を上げて私を叱った。


そして────

｢俺はっ...お前がいなきゃ...っ｣

お兄ちゃんの涙を始めて見た。


｢おにぃ、ちゃん？｣

｢っ...んでもない！！

帰るぞ！！｣

そう言って握りしめた手は、いつもより強く握られていて、とても安心する。








｢ありがと、衛輔｣






────


｢最後まで俺ってわからなかっだろ。

あぁ、リクありがとな！

まだまだ待ってるぞ！｣

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