【HQ!!日替わり】来いよ、愛してやるから

40種類の結果パターン

どうせ来たんならあがってけよ。……今親居ねぇけど　 - 2024年5月9日

｢YOUは言葉と触れ合い、どっちが好きなの？｣

｢孝支？｣


俺からの突然の質問にYOUが目を丸くする。
部屋の真ん中の机に頬杖をつきながら俺は続ける。


｢クラスの女子がさ、このキャラに囁かれたいとかＢされたいとか騒いでたから｣

｢Ｂ？｣

｢胸タッチとかちょっと際どい触れ合い｣

｢へぇー……｣

｢で？｣


俺が尋ね直すと困ったように彼女は眉を下げた。
この顔、結構好き。
見る度にもっと困らせたいとか、ちょっと泣いてくれないかな、とか思っちゃったりしてしまう。
何度か口をパクパクさせたYOUは答える。


｢わかんないよ｣

｢何で？｣

｢だって孝支がしてくること何でも気持ちイ……｣


と、そこで彼女はしまった！とでも言いたげに口を押さえた。
でももう後の祭りだよね。
俺は口元を緩め、笑うように目を細めた。


｢へぇ？そっかぁ｣


YOUの側ににじりよってその頬に触れる。
恥ずかしそうに顔が背けられる。
まるで俺に差し出されるように向けられる真っ赤な耳。
ああ、なるほどね。


｢――愛してるよ｣

｢ッ……！｣

｢愛してる｣


その耳に滑り込ませるように囁くと彼女の肩が跳ねた。
耳に唇を落とし、その体を抱き寄せる。
柔らかい髪。
鼻を埋めて匂いを嗅ぐと彼女らしいバニラみたいな優しい香りがした。


｢好きだよ、YOU｣

｢や、待っ、孝支……ッ、｣

｢愛してる｣


舌を耳に捩じ込んで音をたてると彼女の身体がびくびく震えた。
は、と吐息を当てれば細い喉から小さな声が漏れる。
背中に這わせていた手を下へ下げて腰をさらりと撫でる。
反り返って晒された喉に軽く噛みつくと甘い声が上がった。


｢ア、待って、孝、ッ……！｣

｢YOUはどっちも好きなんだね｣


その唇を軽く塞いで俺はクスクスと笑う。


｢いいと思うよ。俺も同じ｣


ただし、Ｂじゃ止まれないけど。


彼女の身体を抱き上げる。
早くも抵抗する力を失ったその身体は俺の為すがまま。

　


いっぱい俺を呼んで？


いっぱい俺にすがって？

　


シーツの海に共に沈み混み、俺はほくそ笑んだ。


　


★★★★★


菅原孝支×好み


(だってそうなるよう俺が仕込んだから)

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