アニメ夢小説３

Aさんのストーリー

ﾎﾞｰｶﾛｲﾄﾞ＠AKAITO 吸われたい貴女へ痛いことは嫌｡
だけど彼に嫌われるのも嫌｡

A｢で､も…痛いんでしょ？｣

AKAITO｢痛くないよ｣

A｢だって､血を…っ｣

AKAITO｢俺がAに痛い事すると思う？｣

A｢そ､れは…｣

AKAITO｢…気持ち良いことはしても､痛い事はしたこと無いよね？｣

A｢初めての時､痛かったもん！｣

AKAITO｢それは仕方ないと言うか…苦笑 ねぇ､そんなこと言ってないでさ｣

…彼の声は私を惑わせる｡
全てを許したくなってしまう｡

AKAITO｢Aの甘くて綺麗で､美しくて美味しい…｣

駄目だ｡
私は彼の声に瞳に
囚われてしまった｡

AKAITO｢血をちょうだい？｣

かぷっ

A｢ぁあっ｣

切ない感情が解き放たれる｡
抑揚のかかった声と一緒に
身体が熱くなっていくのが解る｡

AKAITO｢…痛くないでしょ？｣

A｢い､たくな…い､けどっ｣

AKAITO｢けど？｣

A｢変…っ｣

味わったことの無い気分に
私の身体は火照っていった｡

AKAITO｢A…可愛い｡しかも､本当に美味い｣

A｢あた､し…っ､美味しいの…？｣

AKAITO｢…っ｡そんな可愛い事､聞くなよな…｡｣

A｢…え？｣

私は血を吸われているのに
その快感に抗うことが出来ず
意識を朦朧とさせることしか
出来なくなっていた｡

AKAITO｢甘くて美味しいよ｡…俺はもうAの血しか呑まないね？｣

優しい誓いをしてくれたのに
私は意識を飛ばしてしまった｡
その後にAKAITOに
怒られたのは､また別のお話｡


[END]

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