【マギ】白い魔女＜白龍＞

白雄「今の私達があるのは」白蓮「貴女のおかげです」白雄・蓮「「私達はいつまでもAとともに……」」

第６夜次は銀色のペガサスが話し始めた――――――


？「私の名前は、ケイルスと申します

………私からは特にございません」

『貴方は、ケイルスというのね

大丈夫よ、無理に話す事はないわ

……でももし話してくれるなら、私達はそれがどんな事であっても必ず受け入れるわ』

ケ「………私がどんなに汚れたものでも？」

『もちろんよ』


Aは即答した

本当にどんな事でも、受け入れようと思っていたから…


ケ「わかりました

……しかしこれは、口で説明するには少々…

なので、これから皆様方を…私の記憶の中へとお連れいたします

…よろしいですか？？」

『ええ、私は大丈夫』

白雄・蓮「「構わない」」

ア・ミ・？「「「大丈夫ですよ」」」

ケ「では」


ケイルスは呪文を唱え、A達を光の中へと導いた

そして、A達の目の前に、言葉では言い表せない様な悲惨な光景が広がった


血まみれで横たわる、ペガサス達

その血肉を頬張る、黒いペガサス―――――――――

そしてその傍らには、ケイルスも居た


ケ「あれは…私の妹です

妹は、私にとって宝物でした

父や母にも、とても可愛がられていました

でも…妹は悪魔に見染められてしまったのです

あれでも昔は、綺麗な銀色のペガサスだったのですよ…？

村一番の、美しさと言われました

だからなんでしょうね……悪魔は妹を黒に染めたがった

私は何とか阻止しようとしました

でも、ダメだった

妹は純粋すぎるが故に、真っ黒に染められました」


ケイルスがそう言うと、時間は巻き戻り……

一匹のペガサスが黒に染められている場面に変わった


ケ「妹は、同じペガサスの血を欲しがりました

“私は、まだ純粋なペガサスじゃないの

ペガサスの血を飲まなければ、私は消えてなくなってしまう

お願いお兄ちゃん…ペガサスを捕まえてきて…？”

私は……その言葉に、従ってしまった

あの妹の無邪気な瞳に、負けてしまったのです」


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次へ続きます

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