【マギ】白い魔女＜白龍＞

白雄「今の私達があるのは」白蓮「貴女のおかげです」白雄・蓮「「私達はいつまでもAとともに……」」

第３９夜(やっぱり行くんだよね…………)


Aは諦めた様子でアリババを見守っていた

そこへ、白龍がいきなり声を発した


白龍「……俺も、同行させてください」

白雄・蓮「「白龍！？」」


白雄達もシンドバッド達も、驚いている様子だった

……Aだけは予想していたようだが


シ「だが、君は煌帝国から預かっている大事な……」

白龍「俺は、迷宮攻略をしたいと思っていました

ですから、同行させていただきたいのです」

シ「…煌帝国では迷宮攻略を斡旋していると聞いたが…？？」

白龍「…あのマギの、煌帝国の力を借りる訳には行かないのです」

シ「………わかった、許可しよう」


シンドバッドは、しばらく考えた上に許可した

それを見ていたAも一言


『それなら、私達も一緒に行ってもいい？シン？

私なら、アリババの呪いがひどくなった時に対処できると思うし…』

シ「あ、あぁ…そうだな、それで構わない」

『良かった……じゃあ、準備をしないとね』


そう言ってAは、白雄達やアクリネス達を連れて部屋に戻って行った

その道で……


白雄「……いいのか？」

『ん？何が？』

白蓮「白龍とアリババの事だよ…

彼らを一緒に居させると、どうなるのかわからない…」

『確かにね…

でも、大丈夫だと思うよ？』

ア「なぜ、そのように思うのですか？？」

『ふふ……彼らは、似ているのよ

皇子と王子……肩書きだけじゃなく、本質的なものも…』

ア「なるほど…彼らは分かり合えると？？」

『うん、そういう事』

白雄・蓮「「A……」」

『心配しないで、二人とも

何かあった時は……私が何とかするから』


そんな会話をしていた


そして、迷宮へと出発する日になった

港へ見送りに来るシンドバッド達

その横で同じく見送る白雄達

A達は、話し合った末に白雄と白蓮を置いて行く事にしたのだ

白雄達は、自分達がいると白龍を助けてしまうと言い、残る事にしたのだ


『白雄…白蓮……』

白雄・蓮「「A…白龍をよろしく頼む」」

『えぇ、任せて

貴方達も、私の留守中はよろしくね

それとこれ………』


Aは、魔法陣が書かれた紙を白雄達に渡した

白雄達はそれを受け取り、頷く


『何かあったら、すぐに使って』

白雄・蓮「「わかった」」


そうして、Aやアラジン達はシンドリアを出港したのであった――――――


―――――――――――

そろそろ話の数が多くなったので、続編いきます(汗

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