【マギ】白い魔女＜白龍＞

白雄「今の私達があるのは」白蓮「貴女のおかげです」白雄・蓮「「私達はいつまでもAとともに……」」

第２２夜一方、地上では―――――――


アリ「くっそ………！！」

モ「アリババさん！！」


ｸﾞｫｫｫｫｫｫ！！！


………黒いジンと化したカシムと、戦っていた……

何度も立ち向かっていくアリババ

でも、太刀打ち出来ない

そのうちにジュダルまでが登場し、絶体絶命の状況になっていた

そして、ジュダルの攻撃がアリババへと向かっていく――――


ﾄﾞｫｫｫｫﾝｯ！！


その激しい攻撃に、誰もがアリババの死を…この国の終わりを覚悟した

しかし…………


『君は本当に不思議な人………』

アラ「でもそんな君だから、僕は力になりたくて手を伸ばすんだ！！」


白いルフを纏ったAとアラジンが現れて、アリババを守った

そして続けてアラジンは告げた

もうウーゴくんはいない事

今の自分では、ジュダルに敵わない事

この国にはまだ希望があるという事

……アリババなら、この国を救える事を……


アラ「さぁ！行ってアリババくん！！！」

アリ「あぁ！！」


そうして、アリババは黒きジンの中に取り込まれていった


(きっと、今のアリババなら大丈夫…)


Aには、そんな気がした――――

アリババが取り込まれた後、アラジンはソロモンの知恵を使った

それによって見たものに、ジュダルは苦しんだ


しばらくして、アリババは戻ってきた

……黒くなって死んでしまったカシムを胸に抱きながら――――


(………頑張ったね、アリババ……

カシムも……苦しかったね……)

アラ「さぁ、みんな懐かしい人の元へ行って！！」


アラジンがルフ達に言った

すると、辺りにいた白いルフ達は愛しい人達の元へと飛んでいった

みんな、みんな、纏っていた黒いルフが消えて……

とてもとても白い、清らかなルフで国中が満たされた


もちろん、その中にカシムもマリアムもいた

アリババの父と母も………

アリババは泣いていた

でもカシムも、マリアムも、みんな笑っていた


そして、Aの元にも……………

もう会えないと思っていた人のルフが…笑っていたような気がした

Aの目からは、自然と涙が溢れていた


白雄・蓮「「A………」」

『ユウ…レン………っ！！！』


いつの間にか、側には白雄達もいた


アラ「この国の闇はもう晴れたんだ！！」


アラジンのその言葉は、アリババの胸にも…Aの胸にも届いた


(この国は、まだ立ち直れる……！)


Aにはそう思えた――――――

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