【マギ】白い魔女＜白龍＞

白雄「今の私達があるのは」白蓮「貴女のおかげです」白雄・蓮「「私達はいつまでもAとともに……」」

第１７夜ｺﾝｺﾝｯ


白雄「A、起きているか？」

『ん………』


Aはノックの音と、自分の名前を呼ばれた事に気付いて目を覚ました


ｶﾞﾁｬ


白雄「…もしかして起こしてしまったか？」

『ううん、もうそろそろ起きようと思ってた』

白雄「そうか、それならいいんだ」

『……白蓮は？？』

白雄「あぁ……白蓮は今広場にいて、今日の会談の結果を聞いている」

『そう……じゃあ行かないｔ…』


ｿﾞﾜｧｧｧｧ


『っ！！！』

白雄「A！？！？大丈夫か！？！？」


Aは突然、身の毛もよだつような悪寒に襲われた


『いけない……！！

あいつが、ジュダルが来た！！！』

白雄「なっ！！…急ごう！！」


A達は、アラジン達の元へと急いだ

その途中で…


ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫﾝ


白雄「不味いな…戦いが始まっているようだ」

『そのようね……！！』


大きな音がしたため、A達にはより一層焦りが出ていた

そこに走ってくる影が一つ


『レン！！！』

白蓮「A！！良かった、目が覚めたんだね！」

『レン…！まさかジュダルが！？』

白蓮「あぁ！！今、アラジン達が戦っているけど……

危ないかもしれない」

『急ごう！！』

白雄・蓮「「あぁ！！」」


数分後、A達は広場に到着した

しかしそこは戦いの後で穴だらけになっていた

そして、広場の中心には……

魔力が抜けていっているウーゴくんに、茫然とするアラジン、

…血まみれで倒れているジュダルの姿があった


白蓮「これは……」

『聖宮の番人……もう魔力が尽きてしまうわ……』

白雄「あぁ、そうだな…」


A達がそんな会話をしていると……


ﾄﾞｫｫｫｫﾝ


A達「「『！？！？！？！？」」』



うなるような大きな音とともに、氷の柱が……

ウーゴくんへ刺さっていた

そして、上の方から聞き覚えのある可愛い声が聞こえた


？「あらぁ、なんなのぉ？

この化け物は……」


Aがその声に上を見ると……

煌帝国の絨毯に乗った紅玉達がいた


『ユウ……レン……下がっていて

今はまだ貴方達の事を言う時ではないから…(ﾎﾞｿｯ』

白雄・蓮「「わかった(ﾎﾞｿｯ」」


Aがそう言うと、気付かれないように白雄達は建物の影に隠れた

白雄達が隠れた事に安堵したAが次に見たのは

その場にいた人々を襲っている異形の者達と…

武器化魔装をしてウーゴくんにとどめを刺そうとしている紅玉の姿だった――――

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