甘く、甘く、甘く。 M・N～ PART 1

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A・・・？　甘く、甘く、愛すから

４３、尋常じゃない～和也said～

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少し歩いて人通りの少ない路地に入る

はぁ・・・

繋いだ手からはガタガタと震えが伝わってきます・・・

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和也「Aちゃん？

ゴメンね？

驚かせちゃったね・・・」

A「いえ！

まさか、こんなところで会うとは思わないし、

私も驚いちゃって・・・

こちらこそごめんなさい・・・」

そう言いながら、膝がガクガクしている様子・・・

はぁ・・・

しまったなぁ・・・

尋常じゃない震えように見えるけど・・・

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和也「あぁ！そういえば、こんなところで何してたの？」

A「実は・・・

まぁくんと夕飯に行こうって約束してたんだけど・・・

仕事が長引いてるみたいでドタキャンされちゃった」

和也「え！？

相葉さんと約束してたの？」

は？

相葉さん？

仕事・・・？

俺は繋いでた手を一度離し、

Aちゃんの両手を取り直しキュっと握る

そのままAちゃんの顔を覗き込むと、

A「っ！

・・・うん・・・

今さっき連絡来て・・・

仕事が終わらないからまたにしようって」

あぁ～・・・

頬を染めてうつ向いて・・・

こんながっかりした顔させてるのに

相葉さん、どうゆうこと！？

さっき言ってた

『約束がある』

ってAちゃんじゃないんすか！？

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和也「あぁ・・・そういえば・・・

相葉さん、まだ仕事だ～って嘆いてたっけなぁ・・・」

A「そうなんだ・・・」

和也「ね！

Aちゃんさ・・・

おなかすかない？」

A「あ・・・

そういえば・・・

すいた・・・」

和也「じゃ、今日は俺とご飯行くのに付き合ってください♪」

私でよければ、と笑うAちゃんは、もう震えが止まっていた

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