カノキドティータイム2(短編集)

(=゜ω゜)ﾉ

番外編*ドーナツ*キドsideうだるような暑さのある日。

今日は、修哉との何度めかのデートの日である。
修哉が空腹を訴えたので、近くにあった某有名ドーナツ店に入ったところなのだ。

それぞれ好きなドーナツを買って、食べ始めたところまではいいのだが…。

｢…つぼみのドーナツ、美味しそう…。｣

早々から俺の分を狙いだした。

｢…はぁ？お前何言ってるんだよ、自分のがあるだろ？｣

そう言い返したが、奴はじっと俺の手元を見つめてくる。

｢…美味しそう…ねぇ、一口ちょうだい?｣

ついには要求してきた。
｢…お前にやるドーナツはない！｣

俺が言うと、不満そうに上目遣いでこちらを見つめる。

｢なんでさ、くれたっていいじゃん！…ねぇお願い、僕の一口あげるから!!｣
あまりにしつこく言ってくるので、だんだん俺も鬱陶しくなってきた。

｢だあっ、うるさいな、わかったから！これでいいだろ!?｣

俺が食べかけのドーナツを差し出すと、修哉は満足そうにかぶりついた。
｢ありがとー！…んん、美味しい！｣

｢そうか…って、え、ええぇ!?｣

今になって気付いたが、これって…

｢間接キス…!?｣

｢ん？…ああ、そういえばそうだね。｣

修哉は平然とこう言った。

｢いいじゃん、僕達はこれ以上のことしてるんだから。｣

｢!?｣

顔が熱くなった俺は、しばらく顔を上げられなかった。


*****************************

以上、ましゅー*★さんリク｢ドーナツ回し食い｣でした。

回し食いってこれでよかったんですかね…?

よくわかりません…。

←あとがきとお知らせ｜番外編*ドーナツ*キドside｜番外編*アイスクリーム*カノside→

ラッキーアイテム

布団乾燥機

ラッキーカラー

フレッシュ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ もう一度｜心理テストを作る｜感想を書く
他の作品を探す