カノキドティータイム2(短編集)

(=゜ω゜)ﾉ

フレンチトースト*２*キッチンに向かった俺はいつものエプロンを纏い、髪をポニーテールにする。

それから、調理に使う道具を出して、濯いでいく。

寝起きだから、軽いものがいいだろう。

辺りを見渡すと、食パンが目に入った。

さらに冷蔵庫を覗くと、牛乳と卵があるのが見えた。

…この材料だと、フレンチトーストか。

よし、それで決定。

食パンを四等分に切り、卵と牛乳を溶いてよく混ぜる。

それに食パンをつけ、熱してバターを溶かしたフライパンで焼いていく。
｢んんー…いい匂い！何作ってるの？｣

と、修哉が鼻をひくつかせながらリビングに出てきた。

休日だからということなのか、いつもより気の抜けた格好をしている。

いつもは直している寝癖もそのままだ。

｢ねえねえ、何作ってるのさ、教えてよ〜!｣

そして後ろから抱きついてきた。

｢おいやめろ、火使ってるんだから危ないだろ!!｣

｢あはは、ごめんごめん。｣

修哉は俺から離れると、今度は横からフライパンを覗き込んだ。

｢もしかしてフレンチトースト？美味しそうだねぇ…!｣

｢もうすぐ出来るから、座って待ってろ。｣

俺が言うと、修哉は｢はぁ〜い！｣と嬉しそうに返事をして、リビングのソファまでぱたぱたと走っていった。

そんな子供のような仕草に微笑みつつ、俺は残りのフレンチトーストを焼き上げていった。

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