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A…もう離さない…

*4*「〜♪」


「どうしたの?ご機嫌だね」


「あ、さつき!!」


さつきが笑顔で話しかけてくる。


「あのね、征くんがね」


「出たわねWAの『征くんが』が〜」


ニヤニヤと楽しそうにするさつき。


むぅ、、、


わたし、そんなに『征くんが』なんて言わないよ??


え?


違う?言い過ぎ?


そんなことないよね??←


「で、何があったのよ〜?」


「朝ね…」


朝の話をした。


「ふふっ、面白くなってるじゃない!あ、大ちゃん!!」


「あぁ゙?」


「ちょっと!さつき!」


青峰くんを呼ぶさつき。


「いいじゃない〜」


「なんだよ?」


「あのね、Aが赤司くんとキスしたんだって〜」


「あぁああ!?///」


ばらすなんてぇ!!


恥ずかしいじゃんっ!


きっと、青峰くんにもからかわれる…


チラッと青峰くんを見ると、予想と違う反応が返ってきた。


「…そうかよ、まぁ、いいんじゃね」


どこか元気がないように見える。


青峰くんどうしたんだろ?


「大ちゃん?どうかした??」


「別になんで…「あ!!テツくん!私行くね!!」」


さつきはダッシュで行ってしまった。


青峰くんとわたしが取り残される。


「…青峰くん?」


「あぁ゙?」


「元気ないけど大丈夫?」


わたしは微笑みかけた。


友達として心配だし。


「なんでもねぇよ、A」


---撫で撫で


頭をくしゃくしゃと撫でられる。


「っ!青峰くん!?」


「何してるんだい?大輝?」


「あ、征くん!!!会いに来てくれたの〜?」


「そうだが、何をしてたんだ?」


「別になんでもねぇよ」


「何でもないなら、僕のAに触れるな。」


険悪なムードが漂う。


大丈夫…なのかな?


「あぁ、わかってるよ、んなこと」


青峰くんはそう言うと去ってった。


「何なんだアイツは!!」


「青峰くん?」


「…ふざけるな、A。ちょっと来い」


征くんはわたしの手を引っ張り歩き出した。

*3**4**5*



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作者名:心乃 | 作成日時:2012年12月21日 22時

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