・金曜日 ページ18
「おやすみ、承太郎。」
空条家に帰ってきた日の夜。
お風呂でここ数日間の出来事を振り返っているとだんだん眠くなってきて、お風呂を上がってからすぐに寝ることにした。
髪の毛を乾かした後、リビングを覗いて承太郎に声をかけた。
「俺も寝る。」
「えっ、まだ１０時だけど…。」
１０時だと思っていたけど１０時じゃなかったのかな？と思い時計を見るが、やっぱり１０時。
驚いている私を追い越して「寝ないのか。」と言い前を歩く。
頭の中がハテナだらけになるが部屋の前へ着いた。
承太郎はなぜか私の部屋のドアを開けてくれた。
紳士だ。
「ありがとう、おやすみ。」
「あぁ。」
「…？承太郎？ドア閉めていい？」
寝れないから、とドアノブからなかなか手を離さない承太郎に言うと「そうだな。」と言いなぜか部屋の中に入ってきた。
「えっ？」
「寝るんじゃないのか？」
「いや、寝るけど！寝るけどなんで承太郎も…？」
私のベッドに座り、隣をポンポンしている承太郎。
「一緒に寝たほうが気持ちも通じるもんじゃあねぇのか。」
「まあ…そうだけど…」
「…あいつは良くて俺は駄目なのは気に食わねえな。」
「ね、寝よっか！一緒に！」
そのことはもう深く探らないでくれ。
そう思い、承太郎に近づく。
承太郎は一旦立って、 私を奥にしてくれた。
緊張する、とベッドに入るまでは思っていたのに、ベッドに入ると湧き上がる感情は落ち着く、というものだけだった。
小さい頃、何回か承太郎と一緒に寝たことがある。
その時も何故か落ち着いてぐっすり眠れた。
「おやすみ」
布団に入るとすぐに眠くなり、目を瞑りながら呟くように言った。
意識がだんだんと落ちていく中、じょうたろうの「あぁ。」という声だけが聞こえた。
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めぐる(プロフ) - 推しが尊いさん» すいません、見落としてました、、。ありがとうございます！ (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 1269ed32c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 蒼音イオ@募集企画予定中さん» ありがとうございます！だいぶ時間かかりそうですがよろしくお願いします、、 (2019年10月20日 15時) (レス) id: 1269ed32c7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼音イオ@募集企画予定中(プロフ) - 本編完結おめでとうございます!!番外編の短編集も楽しみにしております〜!! (2019年10月20日 9時) (レス) id: 0a2747c984 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 美園さん» ありがとうございます！私はその小説書いてませんよ〜！ (2019年8月18日 19時) (レス) id: 294183b6ad (このIDを非表示/違反報告)
美園 - 双子は知っているもみました！こちらも双子もおもしろいです！二つとも楽しみにしてます！ (2019年8月17日 18時) (レス) id: b24611d9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2019年4月14日 18時
