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音楽が流れ出した。
1階の横にあるドアから、勢いよく飛び出す。
すると、黄色い歓声と、大きい拍手。
「A〜ッ！！！最高に可愛いよ〜！！！」
『ありがとう！』
そう言われ、花束が投げられた。
投げられた方向に投げキッスをしてみれば、
「鼻血出して倒れたぞ！！！止血しろ止血！！」
と言う声が聞こえた。
あははっ、なんて笑いながら、進む。
「A！！チケットありがとな…！
わしゃ幸せで今にも死ねるよ……」
『そんなこと言わないで？！ありがとね。』
おじいさんに握手をして、
通り過ぎようとしたら、
あのおかっぱ頭の人が居た。
その奥には、さっきチラッと見えた個性的な人達。
少し、興味が湧いて来て、進行方向をかえて、その人達の所へ進む。
心底驚いた顔をした人、パアッと笑顔が見えた人、
顔を赤くした人。
『どうも！初めましてかしらね？』
ニコリと笑って、手を出してみる。
すると、少し焦げた大きい、豆のある手がギュッと繋がれた。
手の先を見てみると、髪が少しボサボサとした、
可愛らしい顔つきの男の子だった。
「なぁ！！！アンタスッゲエな！！
めっちゃ楽しかった！！」
ブンブンブン！！！と手を繋がれたまま上下にされ、少し驚く。
けど、綺麗な紫色の目は、キラキラしていた。
『ホント？嬉しいわ、ありがとう。』
手を優しく離して、ボサボサの髪を撫でてみる。
「！！……へへっ、」
すると、他方向から、手が差し出された。
私も手を出してみれば、柔らかく握られた。
長細い指だった。絡みつくような。
「凄い舞台でした。噂には聞いていましたが、とても綺麗ですね。」
金髪の、独特な髪型だった。
緑色の宝石のような目はこちらをジッと見つめて来ている。落ち着いた声がよく耳に届く。
『そうですか。お上手ですね、嬉しいです！』
そんなにストレートに言われるとは思わず、えへへ、となってしまう。
『貴方も素敵ですよ。』
なんて、言い返してみたりして。
「A！！こっちみてー！！」
と言われたので、方向を変え、行こうとした。
「アンタの舞台最高だったよ。またな！」
後ろからそう聞こえた。
お爺さんの隣の人のところに行って、視線を合わせると。
……おかっぱ頭の人の後ろから、何か青い、ジッパーのついた人の様なものが出て来た。
『！？』
そんな私の反応を見て、おかっぱ頭の人はニヤリと笑った。
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寺 - すみねさん» なんっ…だと！？？なんだこの、心温まるコメントはッ！！！クソッ、まさかDIOの刺客かッ…！？ここまで心温まるコメントは読んだことがないッ！涙ッ！流さずにはいられないッ！ありがとうございます、嬉しさのあまりニヤケが…更新クッソノロマだけど頑張ります！ (2019年12月29日 8時) (
レス) id: f9ba4140a1 (このIDを非表示/違反報告)
すみね(プロフ) - めちゃくちゃ文章構成もしっかりしてて読みやすく面白いのにこの作者さんの低姿勢…身勝手ながらそれ相応の歳を想像してたら意外っ！それは歳下っ！なんということだ…これからも更新、作者さんの無理ないペースで楽しみにしてます (2019年12月27日 22時) (レス) id: 4d1151fa55 (このIDを非表示/違反報告)
寺 - ゆめさん» 本当ですか！？ありがとうございます！リクエストなどがありましたら、是非よろしくお願いします！すごく嬉しいです！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: dd1e397db1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - まって、とても面白い！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 8bc30f3fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寺 | 作成日時：2019年11月17日 18時
