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「んでさ、Aの最後の彼氏が同級生殴って退学って話よ!」
近くのファミレスに入って、早速楽しそうに話し始めた私の黒歴史。
「や、やめてよ…」
「あ、後面白いのは、Aは彼氏を1年半に5人取っ替えてたんだけど」
「そうなの!?」
「大マジ!でも同じ理由で振られててさ!理由が“自分より出来てる女の子は可愛くない”からなんだよ?才女は羨ましい悩みを持つわ〜」
「Aさんって割と交際経験あったのね。なんか意外」
「そんな無いよ…」
「しかも男運無しなのは相変わらず」
「言われてやがんの!高校生に!」
悪夢のようだ。悪ノリ×1年生組はタチが悪い。あの時は浮き足立っていたのだ。初めて親の元を離れて過ごす生活に。
「でもここだけの話、成績うちらの中じゃ1番いいんだよ。大真面目って言うか、知識量詰め込んでるって言うか」
「でもAさんの大学って■■大でしょ?」
「まぁね!私達もそれなりに勉強は出来るんだよ」
友人がドヤ顔をする。それなりも何も、楽しそうに過ごして成績をキープ出来るのが1番だろうに。
「で、あれからAにも彼氏出来た?クズじゃない人」
「…あー……」
彼氏、と言うより、私は既婚者なのだが、今はそれを証明するものがない。「ぼちぼち」とだけ答えて、誤魔化した。
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作者 - 緑の白猫さん» ありがとうございます!少しおかしい幸せな恋愛を目指しているので、そう言って下さり嬉しいです! (2021年3月3日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 唯でさえ五条さんがヤンデレ気味なのに、夢主ちゃんもちょっと変な娘で、其れなのに純愛っぽく成立している所が、読んでいて堪らなく好きです。更新は無理せず頑張って下さい! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年3月3日 0時