【呪術廻戦】禍福得喪な人生ですが[弐]

8 ページ8

「あ…アンタが飛び降りるなら私は納得して捕まってやる！そしたら呪具も渡してやる！」


なぜ、こんな事をしてるんだろう。





・






遡れば、ここから始まったと言えるだろう。


「任務お疲れサマンサ！どうだった？」


「良い経験になったと思います」


「いやー、いいね、絶好調！」


伏黒さんと野薔薇ちゃんと行った任務が終わり、夜、五条さんに呼び出された。

まずは任務の報告。次に労いの言葉を貰う。そして感謝を伝える。ここまでは普通の流れだ。


「ところでさ、犯罪って許せないよね」


「そう…ですね。良くないことです」


「ウンウン。君ならそう言ってくれると思ってさ〜、こんなのどうかなって」


渡されたのは、1枚の白い紙。


「…呪具、という物の説明と…次回の任務内容ですか？」


「そのとーり！読んでいいよ？」


紙に書かれていたのは、とある大切な呪具と呼ばれるものを保管していたのに、人に取られたという話。


「ここに書かれている、呪具と呪詛師の説明、お伺いしても…」


「あぁ、そうだった。簡単に言うと、呪具は呪力を持った武器。呪詛師は、呪術を用いて人に仇なす行為をする呪術師」


呪具はだいたい予想が着いた。多分呪力を使った武器だろうと。でも、呪詛師というものには驚いた。五条さんは、会ったことがあるのだろうか。

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す