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「お父さんにも、よろしく伝えておいてください。それと、お身体には気をつけて、後、私の事は心配しないでください。きっとどこかで人を救っています」


自分の声が震えた。目からボロボロと水が溢れた。


「さようなら。ありがとうございました」


そうして、相手の声も聞かずに、通話を切った。母の電話番号を消す。

そのまま携帯電話を呪霊が入っていない方のポケットに入れて、代わりにハンカチを取り出した。

涙が止まらない、涙腺が崩壊したのだろうか。

ふと、後ろで足音がして、急いで涙を拭いた。後ろを振り返る。


「鈴鹿さん…?なんで泣いて…」


「……えっ、あ、これは…なんでも…」


「なんでもあるでしょう」と、まだ止まらない涙を見て、そう言われた。


















「俺で良かったら、困ってる事解決しますけど…」


「い、いえ!そう言った事じゃないんです!私自身も、なんで泣いているのか分からなくて…やだな、お恥ずかしいです……本当に……」


「……」


伏黒さんに目を逸らされた。それはそうだ。面倒臭い私の相手など、したくないだろう。


「…私、部屋に戻りますね」


「待ってください」


引き止められて、もう一度伏黒さんを見る。


「…今行くと、多分人に会います。しばらくここで休んだ方がいいですよ。それと、やっぱりお話聞かせてください」


「そうしないと、壊れるでしょ」
と言いたいような目をされて、戸惑った。けれど、不思議と体は素直に動いていた。

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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね!気づくのが遅れてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます! (2021年2月24日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです! 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました!今後も当作品をよろしくお願いします! (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています!あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます!此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます!! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2021年1月26日 23時

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