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「あ……I'm sorry, I have something to do」
「Let's play together, not such an errand.You guys are so cute that I definitely want to play with you」
要約すると、褒めてくれている、であっているだろうか。野薔薇ちゃんと真希さんを褒めてくれるなんて、見る目のある外国人だ。だが、ここはキッパリ断ろう。
「I agree. They are my proud people.
That's why I don't want you to talk again」
「……oh…!?」
唖然としている。今だ!
「行きましょう!お二人共!」
「ハイハイ」
一目散にその場から逃げ出した。
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「んで、Aさん、なんて話してたの?」
「えっ…と、話しかけないでねって……」
「えげつない断り方だな。日本の女が全員アンタみたいだって思われないといいけど」
駅の方まで走った。野薔薇ちゃんと真希さんは息が切れていないのに、私はゼェゼェと呼吸をする。
「にしても…Aさん英語喋れたの?」
「まさか!喋れたうちに入らないよ!」
「そこは褒め言葉として受け取るのよ」
素直にありがとうと言えば、可愛らしい笑顔を向けてくれる野薔薇ちゃん。
「呪術界に来る前まで何してきたんだよ」
「大学に…」
「どこの」
「■■大学を中退ですね…」
「はぁ!?」
「え、あの■■大?」
「どれを指しているか分かんない、かな」
大学名を言うと、皆、態度は毎回変わる。私はそれが嫌で、良く謙遜する態度をとっていた。
でも、2人はそんなもの、必要無かった。
「この…優良物件女!宝の持ち腐れ!呪術師になった事、死ぬほど後悔させてやる!」
「えっ…?」
「呪術界、出会いねーぞ」
からかうように真希さんが言うものだから、私も返す。
「真希さんとの出会い、私は嬉しかったですよ?」
「……あっそ」
「あはは、真希さん、顔が赤いですね」
少し仕返しのつもりで言ってみれば、叩かれる。
「痛っ!?」
「殴られる覚悟、出来てんだろうな?」
「ご、ごめんなさい!」
「ストップストップ!ほら、早く行きましょ、観光!」
こればかりは野薔薇ちゃんに救われた。調子に乗ってはいけない。触らぬ神に祟りなし。
「(…女の子達と久しぶりに買い物。まさか、年下の子達と行くことになるなんて)」
まぁでも、私よりしっかりしているから、なんて安心した。
やっぱりお出かけは、純粋に楽しい。
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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね!気づくのが遅れてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます! (2021年2月24日 22時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです! 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました!今後も当作品をよろしくお願いします! (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています!あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます!此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます!! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年1月26日 23時