【呪術廻戦】禍福得喪な人生ですが[弐]

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翌日午前９時。


「おまたー」


待ち合わせの5分前に場所で待機していれば、９時ピッタシにその人はやってきた。

やってきた、は、いいのだが…。


「……ご、五条さん？」


「ん？」


目の前のサングラスをかけた人物にぽかんとする。いやはや、これは、なんと言うか。


「(思ってたんと違う！？)」


「はは、何、見惚れた？」


「えっ、あ、その、いつもと違う雰囲気だったので…」


いつもの黒ずくめに黒の目隠しから一転して、今日はサングラスにちゃんとした普通の服。

この人って、オシャレ出来たんだ…などと失礼な事を考えてしまった。


「あの…今日はどちらへ…」


「元彼とのデートが最悪だったって言ってた分、埋め合わせをする。最初、どこ行った？」


「水族館…ですが……」


「んじゃ行こう。折角の休日だ。有意義に使わないとね」


真意が読めない。五条さんは何を考えて私を誘ったのだろう。

その謎の答えを知る前に、五条さんは足を動かした。私も着いていく。

それとと同時に、まぁ楽しいといいなと言う考えが頭をよぎった。

それとそれと、五条さんは本当に、何歳なのだろうか。

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