記憶が四つ ページ8
森を出て町を出て、ひたすら情報を集めるために走り回っていると
いつのまにか知らないジャングルに来ていた。
「そう言えば…ここ、どこですか?私の国にはジャングルなんて…(ドンッ わぷっ」
いきなり顔面に何かが当たった。
「ウキャ〜;」
「あぅ…いたた;あ、だいじょぶですか?;」
「キ?ウキャ!」
赤いキャップを被ったチンパンジーがAを見て嬉しそうに跳ねていた。
だがチンパンジーは何かを思い出すような顔をして
Aに身振り手振りで何かを訴えていた。
「…!クッパと言う方が変テコで巨大な銃を出し、貴方の相棒に攻撃を!?」
Aにはどうやらチンパンジーの言葉が分かるらしい。
分かってくれたようで笑顔になるチンパンジー。
そして「一緒に助けてほしいんだ」とでも言うようにチンパンジーはAに歩み寄る。
「分かりました!でもその前に、貴方とその相棒の名前を教えて下さいです。」
「ウキャ。キャキャーウーキャ、ウキャキャーキャ!」
「ディディーさんとドンキーさんですね。よろしくです!」
一人と一匹はすぐに打ち解け、ジャングルの中を進んでいった。
・ ・ ・ ・ ・
その頃、記憶の館内
ミカコ「……ぁ、…ぃ、A………」
失ったはずの記憶からよみがえった心友の名前を呼ぶミカコの声は
崩れた本や倒れた本棚、割れた花瓶や置物などが散乱して荒れ果てた図書室内に
空しく響いて行った。
館内はさらに陰湿になり、べたつくような空気が流れていた。
・ ・ ・ ・ ・
ジャングルを抜けると、湿地のような場所に出ると
奥から煙が上がる戦闘機のようなものを見つける。
「何でしょう?あれ…」
ディディー「ウキャ?」
様子を見ようと近づいた途端、中からレックウザが。
ここらはレックウザの住みからしく、縄張りを荒らされたと勘違いしたのだろう。
「わっ、私達は貴方の住みかを荒らしに来た訳じゃないです!」
必死に説得するも聞いてもらえず、ディディーが捕まってしまった。
「ディディーさん!」
ディディーを助けようとレックウザに飛びつくA。
レックウザ「グルル…グオオォォォォ!」
「ぐぅ…っ!」
ディディー「ウッキャ!?」
「うっぐ…きゃあぁぁっ!」
もう少しでディディーを掴んでいる手に届きそうなった時に振り落とされて
地面に強く体を打ち付けてしまった。
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アヤ - とっても面白いです。更新頑張ってください。 (2019年3月23日 20時) (レス) id: 3795757b52 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ - とても面白いです。 (2015年2月17日 22時) (レス) id: 7ed1b4ea9f (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - 更新頑張って下さい(>_<) (2014年12月5日 21時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - 柳犬さん» 返信遅れてすみません!応援ありがとうございます!人型キャラとも頑張って絡めていきたいですね…ちなみにこの話の後の日常編は、人型もジャンジャン絡ませる予定ですよっ♪ (2014年10月30日 23時) (レス) id: bd9ba4a499 (このIDを非表示/違反報告)
柳犬 - これすごい面白いです!!応援してます!更新頑張って下さい!ちなみに私はリンクが好きですね(*´▽`*)← (2014年10月25日 19時) (レス) id: 1fd0077a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽよよ☆ | 作成日時:2014年9月27日 23時