五十五頁目 ページ9
あれからイケメン妖怪同士の口論が始まったが
ヒートアップし過ぎて取っ組み合いになりかけたのをAが拳で沈めて終了。
「う る さ い 」
「「ハイ」」
ジバニャン達は「やっぱりAちゃんにはどうやっても勝てない気がする」と語った。
「喧嘩も収まった所で、イケメン犬の力は分かったからジバニャン達を元の顔に戻して！」
「実は…この力は自分には制御できないのさ…。」
「え？」
瞬間、ケータが光に包まれる。
「ケータくん！」
─────────
──────
「……も…やだ………」
「ホントだよね！もー最悪！」
ぷりぷりと怒っているフミカと一緒に下校する、手で顔を覆ったA。
一見かなりシュールだが、これにはちゃんと理由がある。
先生が出席を取っている時。
「天野ケータ！」
「それは…僕の事かな？」
窓辺に寄りかかり、逆光がそれっぽい雰囲気を醸し出す中
ケータは周りの視線をモノともせずに続ける。
「僕を呼んでいるのだとしたら、安心してほしい…僕は、ここにいる…」
勿論、クラス中からの冷ややかな目と、「ハァ？」という冷たい声がセットでついてきた。
また、給食中。
給食で出てきたミートソースに喜ぶフミカ。
「私、給食のミートソース大好きなんだ。すっごく美味しいんだよ！」
「へぇ！」
すっかり一緒にいる事が多くなったフミカとA。
二人でほのぼのと会話をしていると
「Ms.フミ…キミが欲しいのはミートソースか〜い？それとも、この僕かい…？」
無駄にキラキラオーラを振りまき、キメ顔をするケータ。
「ちょっと…マジキモイんですけど……」
ドン引きなフミカに同意するように頷くクラスメイト。
フミカの後ろに並んでいたAなんて、元々白い肌が白いを通り越して青くなっている。
どうやらイケメン犬の制御しきれなかった能力のせいで
ケータまで能力の影響が出てしまったらしいのだが
ハッキリ言ってイケメンというより、痛々しかった。
「…イケメンって、色々あるんだなぁ…」
「イケメン？」
「あ、ううん。こっちの話。」
「そう？っていうか給食の時のアレ、ホントキモかった！
私が欲しいのはケータくんじゃなくてAちゃんだもんっ。」
ぎゅ、と腕に抱きついたフミカにAはなんだかむず痒くなって
「なにそれ」と笑いをこぼした。
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大 - 続きおねがいいたします (9月30日 16時) (
レス) @page10 id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 続きが読みたいです！更新待ってます！ (2019年12月28日 13時) (レス) id: c3dba65f60 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - ゆっくりみーさんさん» ゆっくりみーさん夏目友人帳と妖怪時計のコラボ夢小説を応援しております、令和の妖怪日和ですね。 (2019年8月26日 5時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりみーさん(プロフ) - 夜月さん» うえええええん待っててくださりありがとうございますううう！！！！これからはちまちまとですが更新していきますよ………！！！！ (2019年8月6日 0時) (レス) id: 76b7fd12ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりみーさん(プロフ) - スカーレットさん» ひょわ〜〜〜ありがとうございます〜〜〜〜〜！！！！！これからもネタをコネコネしていきますよ！！ (2019年8月6日 0時) (レス) id: 76b7fd12ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっくりみーさん | 作成日時：2017年2月7日 0時
