四十八頁目 貴女side ページ2
天気予報の言う通り、午後から雨が降った。
この雨は明日までやまないらしい。
偶然見かけた占いでは「新しい出会いがあるかも！？」と言われた。本当かな？
ラッキーアイテムは今偶然持っている水玉模様の傘なんだって。
「意外にも占いにこだわらせる妖怪とかいたりして。」
「いたらスゴいことになりそうね･･･」
なんとなく想像を膨らませながらえんらえんらと歩いていると、公園のところに傘も差さずに立っている妖怪が。
妖怪と関わると碌なことにならないことはわかってる。
でも、あのままじゃ風邪引いちゃうよ。
私の足は自然と妖怪の方へ向かっていて、後ろでえんらえんらの焦った声が聞こえる。
ゴメンね、やっぱり放っておけないんだ。
「ねぇ」
妖怪の頭上に傘を掲げる。
「雨の中傘も差さないで何してるの？風邪ひいちゃうよ？…あれ、妖怪も風邪ひくんだっけ？」
まぁいっか。
空中にふわふわ浮きながら座り込んでいる青い妖怪は、驚いたように私を見つめている。
そりゃ驚くよね、人間が話しかけてきたんだもん。
綺麗な青色…あ、まつげ長い！いいなぁ。
「…っあ、あの…」
「あぁちょっと待って、ゴメンね、今ハンカチしかないけど…」
ハンカチで妖怪の頭と顔の水滴を拭く。水分をあっという間に含んですっかり濡れてしまった。
まぁこんな雨だしね。
「ハイ、これで一応大丈夫…かな？」
「あ、ありがとうございます…！」
「もう、Aってばまたそうやって世話焼く〜！
Aは妖力が強いんだから、あっという間に食べられちゃうわよっていつも言ってるでしょ〜？」
「ごめんごめん。」
怒りながらも心配してくれるえんらえんらに笑いかける。
妖怪なのに、本当に人間にやさしいって言うか、甘いって言うか…。
とりあえず。
「キミ、これからどうするの？」
「え…、いや、特には…」
「よし、じゃあ私の家においでよ。体冷えきってるだろうし暖めなきゃ。」
「えっ！？」
「A〜〜〜っ！！」
「言ったそばから〜！」と言って腕をポカポカしてくるえんらえんら。
お詫びに貴にぃから送られてきた七辻屋のお饅頭を一緒に食べようと言ったら
「嫌よ。今日はAの布団で一緒に寝るわ！」と言ったので、ちょっと笑ってしまった。
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大 - 続きおねがいいたします (9月30日 16時) (
レス) @page10 id: 9a07639c58 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 続きが読みたいです！更新待ってます！ (2019年12月28日 13時) (レス) id: c3dba65f60 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - ゆっくりみーさんさん» ゆっくりみーさん夏目友人帳と妖怪時計のコラボ夢小説を応援しております、令和の妖怪日和ですね。 (2019年8月26日 5時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりみーさん(プロフ) - 夜月さん» うえええええん待っててくださりありがとうございますううう！！！！これからはちまちまとですが更新していきますよ………！！！！ (2019年8月6日 0時) (レス) id: 76b7fd12ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりみーさん(プロフ) - スカーレットさん» ひょわ〜〜〜ありがとうございます〜〜〜〜〜！！！！！これからもネタをコネコネしていきますよ！！ (2019年8月6日 0時) (レス) id: 76b7fd12ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっくりみーさん | 作成日時：2017年2月7日 0時
