黒バス 短編集 【オレンジ】

【勉強会】　高尾和成　楓sリク ページ36

あと１週間後には、期末テストという実力試験が開始される。
　
秀徳バスケ部にも、それは大いに関係するわけで。
　
というわけで、私は高尾と勉強会をするハメになった…。
　
　
「A〜、これどうすんの？」
　
「だから、Xをこの式に移項すんの。いい加減覚えて…。」
　
はぁ、と無意識に深い溜め息が零れてしまう。
　
高尾が真面目に勉強をしてくれないのだ。
　
いや、勉強はしてるんだろうけど説明を何度しても頭に入らないようなのだ。
　
「あのさ、真面目にテスト受けるつもり…だよね？」
　
「当たり前っしょ？でも…、やる気でねぇ。」
　
そう言うと、持っていたシャーペンを放り出し、ごろんと横になってしまう高尾。
　
「ちょ、始めてから１５分しか経ってないんですけどー？」
　
高尾の顔を覗き込むと、高尾はにやっ、と妖しく笑って私の視界は回転した。
　
目の前に、さっきまで下にあった高尾の顔が上に見えている。
　
真っ白になる頭の中を一生懸命に整理すると、私は押し倒されていることに辿り着く。
　
「な、何すんのよ！///」
　
「何って、彼女と２人きりだぜ？勉強とかよりイチャつきたいじゃん。」
　
そう言うと、高尾は私の唇に何度もキスを落とす。
　
「んっ…///ちょい、高尾っ！！///」
　
高尾は、私の腰に腕をまわしてゆっくりと服の中に手を忍ばせていく。
　
私の身体が、ぴくりと反応するのを高尾は楽しそうに眺めている。
　
「やめ…///」
　
ゆっくりだが、着々と上の方に上がってきている高尾の腕。
　
「やめなさいっ！！////」
　
私の正拳が、高尾の顔面にクリーンヒットし、
　
高尾は、私の上から強制的に退かされた。
　
「痛って！」
　
「馬鹿馬鹿！！馬鹿高尾がぁぁぁ！！////」
　
　
勉強会
　
二度と、あんたとなんか勉強会なんてしないんだからぁ！！
　
　
(馬鹿だから、勉強してんじゃ‥)
　
(そういう意味じゃない！！)
　
(は？…彼女とイチャつきたいとか思ったらダメなわけ？)
　
　
楓s
　
リク、ありがとうございました。
　
ご希望通りの、甘々になっていましたでしょうか？
　
甘々がどれほどのモノかよく分からなくなりまして…。
　
よければ、またリクしてください。

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