黒バス 短編集 【オレンジ】

【罰ゲーム】　火神大我　ぐるsリク ページ30

「さぁ、火神の番だよ？」
　
にやにや、とまだ確定していないのに勝者の顔で俺を見下ろす。
　
俺は…、まだ負ける訳にはいかねぇんだよ！
　
　
「なぁ、火神。暇つぶしに賭けをしない？」
　
自主練中に、女バスの高橋Aがそう俺に持ちかけてきた。
　
「何を賭けんだよ。」
　
「賭けと言っても、ゲームだよ。負けた方は勝者の言うことを聞くっていう罰ゲームつきのね？」
　
ゲームと聞けば、やらないわけがねぇ。
　
「いいぜ、その話乗った。」
　
「言ったね？」
　
高橋が提示してきたゲームは、１０本中何本３Pが決まるかというものだった。
　
「おい、これ俺が不利じゃねぇか！？」
　
男バスでも、こいつの３Pの正確さは耳にしたことがある。
　
「そう？火神なら、こんなの簡単だと思うんだけど？」
　
ふっ、と出来ないのか？と嘲笑うように妖しく笑う高橋に
　
俺は引き下がるなんて男として許さなかった。
　
「言ったな？ぜってぇ、ぎゃふんと言わせてやる！」
　
…乗ったのを俺は後悔した。
　
今、８本をお互い打ったが、高橋は８本中７本
　
俺はと言うと、８本中たったの１本だ…。
　
どうやったって、俺の負けは確実のものとなる。
　
「さぁ、火神の番だよ？」
　
にやにや、と勝者の笑みを浮かべて俺にボールを渡す。
　
「なめんなぁ！」
　
結局、高橋９本、俺１本という圧倒的な本差で完敗した。
　
　
罰ゲーム
　
そんなの君と近づくための口実に決まってるでしょう？
　
　
(じゃあ、罰ゲームを受けて貰おうか？)
　
(…変な事はさせるなよ)
　
(僕のこと、高橋じゃなくて、名前で呼んで？)
　
　
ぐるs
　
リク、ありがとうございました。
　
火神君、リク多すぎてネタがつきそうです…。
　
　
また、リクしてくださいね？

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