【天月】僕の声が届かなくても

37話　ドナーソング ページ46

side.天月

最初は喉が少し痛いだけだったのに…な…。


次は体が麻痺しちゃって…。


食べ物を消化するのにも疲れちゃって…。


何も食べれなくなって…。


唇がかさかさになって…。


歌えない、話せない…。


食べなきゃ元気になれないのに…。



　「僕、どうなっちゃうんだろ。」

口にした言葉はがさがさで、小さくて、酷かった。

何で、何でだよ…


　「天月君ー!!来たよー!!」

　「天月さーん、お見舞いしに来ましたー!!」

誰、だっけ…？

高い声が二人…。

女性…？

　「天月君、僕ね、お花買ってきたよ!!」

僕…？
あ、思い出した、まふ君か、

じゃあ此方は…Aちゃんかな…。

なんだか、この3人でいると体も良くなる気がする…笑

ま「天月君ってどなーって人いないの？」
天「…？」
ま「僕、前天月君が録音してたやつupしたんだけどさ、ドナーソングってやつ。あんな感じでできないの…？」

いやいやまふまふさん。
喉は流石に無理あるでしょう…笑笑

でも「ドナー」か。


それも良いかもね。

38話　東の国が危機のようです→←36.5話　反省文+感想文

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