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私の控え室で皆と話している内にいつの間にか14時40分になっていて皆はさすがに着席しないといけないので言ってしまって佐光くんと2人っきりになってしまった。
忠｢……いよいよ、ですね。｣
『そうだねぇ。』
そろそろ準備を、と声をかけられて廊下に出た。宴会場の部屋の前の襖で、ここから入ってくださいと女中さんに言われてそこで2人で待っていた。
箱状の宴会場は、私たちがスタンバイしている廊下は一辺全て襖で仕切られており、中が見えない。が、下手の一辺は全ての襖が開け放たれており、何人か立っているようで人影が揺れていた。そして私たちがいる廊下と下手の廊下を繋いでいる柱にもたれかかって正装をした悟が寄りかかって私たちを見ていた。
一瞬目が合ってすぐ逸らした。
忠｢あの、(ｺｿ｣
『ん？』
忠｢あの人が五条さんですか？(ｺｿ｣
『そうだよ。輩みたいな顔してこっちみてるよね。怖い。(ｺｿ』
遠くて表情までバッチリ見れた訳では無いがまぁそんな顔はしてたと思う。
｢時間です。｣
『はーい。』
女中さんにそう声をかけられて襖の手掛けに手をかけて思いっきり襖を開け放った。
場違いに豪快に響き渡った襖の音。
最前列に座っている佐光家当主様達は顔を赤くして怒っており、他の御三家や上層部の人間たちはザワザワとしている。わけを知ってる棘達は笑いそうになっているのを堪えていて何も聞かされていない恵や真希をはじめた高専関係者はオドオドしている。
『百面相とはこの事。』
忠｢なにいってんすか。｣
『さ、始めよう。』
ウィーーン、と音がしてスクリーンが私たちの座る為に用意された椅子の真上から降りてくる。
司会と称して前に立たせていた真希と恵からマイクを奪う。
『こんちわ。』
伏｢何してんすか！！！｣
真希｢はぁ、出たよ。馬鹿。｣
『まぁ見てなって〜。』
忠｢すみません、｣
棘がUSBメモリをスクリーンに繋ぐPCに接続させて大きいスクリーンに1枚の写真が映し出された。
『本日はお忙しい中お集まり頂き誠にありがとうございます。』
茂｢何馬鹿な事をしているんだ！！早く戻りなさい！！｣
『そう言わずに、人の話は最後まで聞いてて下さいよ。本日は結納と称した佐光家の不正を暴こう大会を開催したいと思いま〜す。』
忠｢いぇーい。｣
『事の始めは前禪院家当主にから言い渡された縁談です。』
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか！！ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年11月28日 8時) (
レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……！！感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです！更新頑張ります！ (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです！更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります！ (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華渚
| 作成日時：2020年11月18日 21時
