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佐光の家に着いて、インターホンを押した。初めて来たけど、めちゃくちゃ広い屋敷。ほんとに悟がいなくなってから勢力拡大した家か??と言うほど大きい。
忠「いらっしゃい。」
『こんにちわ。』
忠「僕の家来るの初めてですよね。案内します。」
『ありがとう。』
そう言い、敷居を跨いだ瞬間感じた禍々しい呪力。
『っ、』
忠「?どうしました?」
『……いや、』
宿儺の指と同等ぐらいの呪力を感じる。でも指は全部回収して私が管理してるはず。
呪力の気配はものすごく大きくて、ひとつじゃない。どういう事だ?
『ねぇ、佐光くん。』
忠「はい?」
前を歩く佐光くんに声をかける。
『コレってさ、地下から?』
忠「コレ、?」
『え?』
え、この人もしかして、こんなに大きい呪力すらわかんないの?
忠「この家地下とか無いはずですよ?」
『…………え?』
嘘をついてる顔ではない。という事は本当にわかってなくて、地下もない…?いや、でも下から感じる。人いっぱい死んでる??って言うぐらい多いのに、わかんないのか。
『いや、いいや。』
正体不明の呪力。呪物の気配に、よそよそしい使用人達。
『………』
なんか、居心地悪いなぁ。
忠「服はどうしますか?」
『このままで。』
忠「じゃあ僕もこのままで。」
とスーツを指さした。
『そうだね。仕事みたいなもんだし。』
大分歩いて屋敷の中腹まで来た。
忠「ここです。」
襖を開いた先には恐らく禪院家より大きい宴会場があった。
今日来る人数分の座布団が辺り一面に敷かれていて、ここで寝たら気持ちよさそ〜等場違いな考えが頭をよぎった。
『うわ、ひっっろ、』
忠「最近実家を建て替えてこの部屋が出来たんですよ。」
『まぁ、金は有り余ってるだろうね。』
忠「税金対策ですかね?」
『いやいや、税金納めなかったろ笑』
忠「あはっ、そうでした!笑」
政府の裏の人間との付き合いがあるからか、税金は納めた事になってるだけで実際納められてはいなかったし。まぁ在り来りっちゃ在り来り。
忠「両親達はまだ帰ってこないので控え室でゆっくりしててください!」
『おー、ありがとう。』
懐に仕舞っていたケータイがピコンと鳴ったので確認すると棘達がそろそろ着くという連絡だった。
『あ、高専関係者そろそろ着くって。』
忠「じゃあ僕迎えに行ってきますね。」
『私の控え室通して。』
忠「分かりました!」
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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時