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真希「はは、かっこよく決めようとしてたのに文に横取りされなぁ?A姉様?」

『うるさいなぁ。』

文「A姉様、」


真希は姉様って呼ぶな!!と言っていると文ちゃんがやけに真剣な声で私を呼んだ。


文「今まで私達を守ってくれてありがとう。大好きだよ、A姉様。」


ニコッと綺麗に笑って私を見た。


『私も、皆の事大好きだよ。でも、』


その綺麗な笑顔を浮かべている文ちゃんの額をピンと弾いた。


文「いたっ、」

『''様''は余計だよ。』


額を抑えてる文ちゃんをケケッと笑って自室に一昨日から用意していた5年前この家に来た時に持ってきた荷物を纏めたキャリーケースを手に出てきた。


真希「少ねぇな。」

『まぁ、基本着流しとこの服で過ごしてたし…』


キャリーケースを床につかないように持ちながら玄関に行くと使用人が勢揃いしていた。この家を出た人も全員。

嗚呼、本当にこれで最後だ。


キャリーケースを地面に置いて、編み上げブーツを履いた。そのまま1歩進み玄関の扉を開けるとそこにはスーツを着た悟が門の所に寄りかかって私を待っていた。


「「「いってらっしゃいませ、A様」」」


全員揃って頭を下げてお見送りをしてくれた。また泣きそうになってしまったのを堪え、皆が顔を上げてからそう言った。

振り返って全力の笑顔でお見送りをしてくれる皆に、私を支えてくれた大好きな家族に。


『うん、いってきます!』


心からの感謝を。


『今までありがとう。』


そう告げて、悟の方を向いた。

キャリーケースを転がしながら悟の元へ歩く。


『おまたせ。』

五「うん。行こっか。」


キャリーケースを影にしまい、差し出された手を取った。



.→←同棲



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華渚(プロフ) - もも汰さん» めっちゃ褒めてくれるじゃないですか!!ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!更新頑張ります! (2020年11月28日 8時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
もも汰(プロフ) - 最初から読んでいますがやっぱり面白いです……!!感動する所や笑える所、考えさせられる事がたくさんあるので最近はずっとこの小説読んでいます笑 続編でも更新頑張ってください! (2020年11月28日 7時) (レス) id: 4ac9f60d16 (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - 鈴さん» 話の量多いですよね、私文章を纏める力がなくてダラダラ書いてしまうんです。ごめんなさい。全部読んで頂けて嬉しい限りです!更新頑張ります! (2020年11月25日 0時) (レス) id: c7e672e97b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - や、やっと、やっと追いついた!!今ようやく最新話です← ハマったの最近なんですが、もう読むの楽しいです!更新、ゆっくり待ってます。 (2020年11月24日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
華渚(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます!今からイチャイチャターンなのでいっぱいニヤニヤして貰えるように頑張ります! (2020年11月24日 3時) (レス) id: 18351af9b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華渚 | 作成日時:2020年11月18日 21時

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