ぬらりひょんの孫娘、影から(2) ページ24
美華side
「牛鬼、お前えオレのこと試してんのかい?見くびんじゃねえ。」
目を見張る牛鬼の前にはぬらりひょんと同じ奥義を使い一瞬で幻想を倒すリクオの姿。まるで桜の如き炎の柱が駆け巡る。
「夜の”意志”は変わんねえ。血に目覚めた時からな。オレは三代目となり
ーーーーーーーーーてめえら全員の上に立つ!」
私はこれを待っていた。リクオが己の思いを表すことを。強く妖しい妖怪・ぬらりひょん。まだ幼いけれど、その片鱗。
それにしても本当に
「大きく、なったわね・・・。」
美華のフードに隠された顔は誰にも見えなかった。
***
リクオside
牛鬼の持つ刃が光る。三羽烏たちは叫んだが、この牛鬼に至ってはそんな必要もねえ。
そう思った時には、もう体は動いてた。
「ーーーーなぜ止める?リクオ・・・」
「・・・」
牛鬼は謀反を企てた責任を負う義務があると言ったいた。そんな律儀な奴が、本気でオレを邪魔に思って潰そうとするはずがない。組のために企てた。
全ては今まで知らないふりをしてきたオレたちのせい。
「人間のことは人間の時のオレに聞けよ。」
「・・・」
もう、結論は出ているはずだ。
「気に入らねえなら、そんとき斬りゃあ良い。その後・・・勝手に果てろ。」
オレが言えるのはそこまでだ。
***
リクオ(昼)side
「リクオ・・・朝になると・・・本当に変わってしまうのか」
「・・・今は人間だよ」
今回の牛鬼の一件で、改めて自分の甘さを知った。
牛鬼は目を見開いた。
「覚えて、いるのか・・・」
「・・・」
牛鬼は、教えてくれたから、僕も本当のことを伝えなければいけない。
「覚えてる・・・。昨日のことも旧鼠のことも蛇太夫もガゴゼも。全部、僕が殺ったって。」
「リクオ・・・」
知ってた。ほんとは。けど、認めたくなかった。
「そろそろ・・・覚悟を決めなくちゃいけないかもしれない
ーーーーーーーいつまでも目を瞑っちゃいられない」
障子を開けようとする。
「ーーーー牛鬼が百鬼夜行にいてくれたら、嬉しいよ」
牛鬼がたまらない様子で目を閉じた。けど僕はふと、
「ところで牛鬼、なんでか傷が予想よりも浅かったらしいよ。一部治ってた、って。なんでか知ってる?」
「・・・いや。だが・・・女を、見かけなかったか?銀髪の。」
首を振る僕。
「・・・まさか、な。」
牛鬼は少し顔を青くして、目を閉じた。
ぬらりひょんの孫娘、甘える。→←ぬらりひょんの孫娘、影から。
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宵華 - 今のはPC様だお (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - スマホgetしたからログインしたお(^^*) (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» ド、ドンマイうん無理って言われたら泣きたくなるよね…((焦 (2016年7月24日 16時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - 刹那さん» 父のパソコンだから、無理、って言われた・・・(泣)更新したよ・・・。夢主出てこなさすぎで焦ったよ。 (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» えっ?いいの?ならそうさせて貰うね!そっかでも私家族に内緒でやってるけど… (2016年7月19日 20時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵華 | 作成日時:2016年4月17日 17時