第18話 ページ4
カ「!!みんな、ノエルの眼を直接見るな、危険だ!」
ナ・サク「!?」
バッと下を向くカカシさんたち。
サク「じゃあどうすれば...」
カ「ガイからの受け売りだが...体や足の動きだけで相手の行動を判断するんだ。ノエルの幻術は瞳術...つまり視覚ではめるタイプだ」
サク「目さえ合わせなければいいって事ですか...。でも、それってかなり難しい気が...」
敵の目の前で作戦会議とは...。
私じゃなければ、今頃攻撃されてますよ?
そんな事を思っている間にも、話は進んだ。
カカシさんが万華鏡写輪眼の事について、話を始めた。
ノ「さすがはカカシさんだ...。一度だけの戦闘で、そこまで分析しているとは...」
カ「まっ、俺はお前の幻術に一度掛かっているからね...」
カカシさんは、片目にかかっている額当てを上にあげる。
カ「...さて、ノエル。お前の視力どこまで落ちている?」
と、カカシさんは言っているが、実際はあまり落ちていない。
任務で、万華鏡写輪眼をなるべく使用しないよう、自分でセーブをかけていたからだ。
ノ「私の視力の話は置いといて...。そろそろ、一緒に来てもらうことにするよ...?ナルト君」 ピッ
ナ「......」
私はナルト君に、指を差した。
これで、ナルト君は私の幻術に掛かった。
気づいたときには、「何で!?目は見てなかったのに...」と、慌てている事だろう。
私の幻術が瞳術だけだと、侮るからだ。
カ「まずは俺からだ!」
カカシさんが攻撃してくる。
私は軽くあしらった。
ナ「ぅ、うわぁぁあああ!!」
カ「!!ナルト!?」
突然ナルト君が幻術によって叫び、前に出ていたカカシさんが振り返る。
サク「ッ!先生後ろ!」
ガッ!
カ「ぐっ...!」
その隙に、私はカカシさんにパンチをしたが、さすがは上忍なだけはある...あっさり手で受け止められた。
近くにいると攻撃されるので、私は後ろに下がった。
カ「不意打ちのつもりか?ノエル。そんなパンチじゃ俺は倒せないぞ...っと、ナルト、大丈夫か?」
ナ「...俺ってば...」
サクラちゃんとチヨバア様が、いつの間にナルト君の幻術を解いていた。
もう少し、時間稼ぎをしたかったな...。
サク「幻術よ...ほら、しっかりして!」
チ「こやつ...瞳術だけではないな...」
チヨバア様が、私の危険性を再確認したらしい。
殺気が前よりも増していた。
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作者名:紅暁武 | 作成日時:2018年1月30日 15時