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魔王討伐とか無理だし店開こう! ページ3

ドロップキックがかわされ、ブランコの前にある柵が股間にめり込んだ俺はもがき苦しんでいた

「ざまぁぁ!ニートごときのドロップキックが通じると思ったんか!バーカバーカ!」

ちっくしょー!

三奈が足をプラプラさせて俺を見下す

「あっ!UFO!」

「えっ!どこどこ?ホンマやんな!」

嘘ではないが俺がUFOと言っているのは近くに落ちてたインスタント焼きそばのことである

「チャンス!我が裁きの拳よ!漆黒の雷を纏い、魂を撃ち砕け!」

「えっ?」

ごん

「いったあああああ!?」

「仕返し完了」

「仕返しっておまえが自爆しただけやんかぁぁ!」

その後俺は三奈の復讐を受けた。

「で、なんで冒険者になろうと思ったんだ?

「なんかカッコいいからに決まってるやん」

なんとなく予想はしてたことだがやっぱりか…

もう家帰ってゲームしたいのだがそうは行かない

家を追い出されてしまったのだ。

さらっと数行だったが、やばいことなのだ。帰れない。カネもほぼない。

「拙者にのたれ死ねと申すか!」

「わわっ、どしたんや!?」

「金がない!」

「なら、冒険者になればええやんか」

「嫌です」

「なってーやー」

古いポプラの木の下で現実逃避していた俺は作戦を思いついた!

「おまえ魔王討伐しようと考えてるな!」

「な、なんでわかったんや!」

いや、単純なおまえの考えることとか誰でもわかると思う

「んで英雄になってスゲースゲー言われたいだろ!」

「な、なんでわかったんや!」

もう仕方ない。働くしかない!ニートだった俺はついに働く!

「俺は店を開いて楽して金を稼ぎ生活して行く!」

「嫌や、冒険者なりたいねん!」

「英雄なりたいだろ?」

「そうやで?」

「店の店員なのにクソ強いってなんかかっこいいと思わないか?」

「わからんこともないんやけど…」

「何でも屋になれば素材採集のため冒険できるぞ」

「なに!?まさか、お店の人らは超腕利き冒険者なんか!?」

「そ、そうだ!」

「おっしゃ!なんかすごいから店開こうや!」

チョロい。

「でも、店開くとかめっちゃ金かかるやん!」

ほう、このバカにもそんなこと考えれたのか

「大丈夫だ問題ない。俺が昔住んでた家を、両親が残してくれたのだ!」

「マジか!すごいやん!」

「じゃあ、荷物用意してこい。出発しようぜ!」

「せやな!」

「ここでまっとくからなー」

舗装されていない土の道を駆けていく三奈の後ろ姿を見ながら、俺はそう言った。のに…

都会に行くことにした→←幼なじみの提案



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設定タグ:コメディ , ギャグ?   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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暁龍雅(プロフ) - 更新ガンバレ! (2018年5月14日 15時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
野球仮面 - 守ろう〜著さ〜く権ハイハイ♪ (2018年5月2日 18時) (レス) id: 610aceb732 (このIDを非表示/違反報告)
暁龍雅(プロフ) - 名前変えました!元琲世 (2018年3月11日 20時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
琲世(プロフ) - 合作作製したよ!俺はまともな学園生活を送れないらしい (2018年2月17日 19時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
わりばし! - 美亜さん» 嬉しいです!コメありがとうございます! (2018年2月13日 16時) (レス) id: 2c7bb085a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白色わり端! | 作者ホームページ:http://11451412191203  
作成日時:2017年12月21日 20時

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