お客様1号機 ページ10
「今日こそ稼ぐぞ!」
「ですね!」
店を開いて2日経ったが客が1人も来ない
ん?誰かいない気が…
「あいつかあああああ!」
「ほわああああ!?」
2段とばしで階段をのぼる
ごきゃ
階段に足をぶつけた
「ひょああああああ!!」
俺が悶絶していると三奈が2階から降りてくる
「むにゃ…なんやねん朝っぱらからうっさいなあ、迷惑やで?」
「うっせえ!お前が早く起きないからだよ!」
すると三奈は他人事のように
「まだ7時やんか、学校いかへんのにどうしたん?キチガイでもなったん?」
「もう7時だよバカっ!さっさと店の準備手伝え!」
「バカっていうほうがバカなんやで!バーカ、バーカ!」
と、少しハプニングがあったものの8時に開店できた
「来ない」
来ない
9時
「来ない」
三奈がトランプを取り出しのーりんを誘う
10時
「来ない」
三奈とのーりんのババ抜きが白熱しだした
11時
「来ない」
2人はゴキブリごっこをしている
12時
「来ない」
2人は箒でサムライごっこを始めた
ひまなので混ぜと貰おうかとしたときだった
カランッ
店のベルが鳴り、30代くらいの男性が入ってきた
男はチャンバラをしている三奈とのーりんに目を向け
「えーと、まだ準備中ですか?」
苦笑いしながらそう言った
「いえいえ、そんなことないですよ、いらっしゃいませ!」
…?
「おい!おまえらもあいさつしろ!」
「いっ、いらっしゃいませ!」
「え?あいさつすんの?いらっしゃいませ〜」
気まずそうに席につく客
「えーと、ごっ、ごちょうもんはなにににしますか?」
盛大に噛みまくるのーりん
客はチラシの裏に書かれたメニューを読み
「あ、じゃあ普通のうどんといも天ぷら下さい」
「了解しました!」
早速市販のうどんをレンジに入れる
その後川で釣った生きのいいサツマイモを縦に切る
フライパンに油を入れ、火にかける
油が熱くなるまでの間に食器とお茶、めんつゆを用意する
レンジがチンと鳴る
うどんを水の入った食器の中に入れる
サツマイモにパン粉をまぶし、フライパンの中へ
ジュワっという音とともに油が跳ね上がる
「なんか手伝おっか?」
「やめろ余計なことするな」
「お待ちどう様です!」
完成!
味は問題ないはず
「うどんと天ぷらです!」
のーりんが運ぶ
数分後
「ふう、結構疲れた」
「でも、やっとお客さんが来ましたね!」
「そうだな」
こうしてまた1日が終わった
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁龍雅(プロフ) - 更新ガンバレ! (2018年5月14日 15時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
野球仮面 - 守ろう〜著さ〜く権ハイハイ♪ (2018年5月2日 18時) (レス) id: 610aceb732 (このIDを非表示/違反報告)
暁龍雅(プロフ) - 名前変えました!元琲世 (2018年3月11日 20時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
琲世(プロフ) - 合作作製したよ!俺はまともな学園生活を送れないらしい (2018年2月17日 19時) (レス) id: ec18251959 (このIDを非表示/違反報告)
わりばし! - 美亜さん» 嬉しいです!コメありがとうございます! (2018年2月13日 16時) (レス) id: 2c7bb085a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白色わり端! | 作者ホームページ:http://11451412191203
作成日時:2017年12月21日 20時