五十話 修哉 ページ11
?「や、やっと……姉さんが見つかったのか……」
カノ?「ほんと。最初見たときはびっくりしたよ!」
セト?「びっくりどころのリアクションじゃなかったっすよ?カノ。」
カノ?「う、うるさい!」
えーっと。
今の状況説明するとー。
デパートでテロリストに捕まってたけどテレビがなんかドンガラガッシャーンっとなりましてー。ヘタレ君がスマホとテレビ繋げてみんな逃げたけど私だけまた弟(仮)君達に捕まってー。ついでにヘタレ君も連れて来られーの。
なうです。←
カノ?「まあ、何はともあれ。姉さんが見つかってほんとよかったよ〜。」
「あの………」
カノ?「ん?どうしたの姉さんw急にあの……とかかしこまっちゃってww」
「ポーカーフェイスやめてくれません?
はっきり言ってイライラします。」
カノ?「ね、姉さん?なんでそんなに他人行儀なのさw」
「ポーカーフェイスやめないんですか?」
カノ?「………………来て」
うおっ。いきなり強く腕引くなっつーの。
セト?「ちょっとカノ!どこ行くんすか!」
カノ?「僕の部屋。ちょっと二人で話したいんだ。」
トタトタトタ……ガチャ…バタン
…………
無言とかキツいんだけど……
ドサッ
「……は?」
なんでベッドに押し倒すんですか。
カノ?「…………呼んでよ……」
「呼んでよって。何をですか。」
カノ?「昔みたいにさ。呼んでよ。僕の名前。」
名前?
「………カノ?」
カノ「名字じゃんそれ。分かってんでしょ?」
「なにが」
カノ「っ………なんで呼んでくれないのさ?!
それにまるで赤の他人みたいな話し方でさ?!
何があったんだよ姉さん!
短い間に…………なにが姉さんを変えたの……」
「………ごめん…」
カノ「謝られても困る」
「…ごめんね。修哉」
あれ、修哉って誰だ?
ギュッ
カノ「うっ……やっと……やっと呼んでくれた……」
カノって人の名前が修哉ね。
覚えとこ。
カノ「姉さん……姉さん………寂しかった……ヒック……ずっと………姉さんの事ばっかり考えてた………ずっと…探してた……うっ………ねぇ、さん……」
泣きながらなに言ってんのって感じだった。
でも、言葉が。溢れてとまらなかった。
「ごめんね。修哉。ひとりぼっちにさせて。ずっと一人で支えさせて。ごめんね。ごめんね。」
カノ「いいの……姉さんが帰ってきてくれたから………」
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マナミ - コノハァ 落ちがいい((((;゚Д゚)))))))テヘ☆ (2015年11月3日 12時) (レス) id: bfa6b90bfb (このIDを非表示/違反報告)
亜依斗(*・ω・)ノ☆AITOだお☆(プロフ) - すごい面白い!更新頑張ってください! (2015年8月25日 8時) (レス) id: c3bb45ea5d (このIDを非表示/違反報告)
麻衣 - ヤバイぜwwwww机ドンドン叩きすぎて怒られたwww更新待ってるっす!!!!!← (2015年8月18日 15時) (レス) id: 25213b58aa (このIDを非表示/違反報告)
雷亜(プロフ) - どもども!!作品拝見させていただきやしたーww いやーあんまりカゲプロの転生物無かったんで見つけた時「見つけた!!」って思わず声に出してたww 続き読みたいからこれからも更新待っとるな!!(*^^*) (2015年4月4日 23時) (レス) id: 1e88026637 (このIDを非表示/違反報告)
湖詠@♯ - こんにちは!この小説とっても面白いです!これからも頑張ってください!応援してます! (2015年4月2日 12時) (レス) id: 2e445ac1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りるら | 作成日時:2014年8月24日 1時