自由きままに考える小説の作り方。

（続） ページ37

◆ファンタジー・童話
　ファンタジーっていうのも結構読んでいて楽しいですよね。私はファンタジー大好き人間です。世界観が作者によって大きく異なり、見ていて楽しいんですよね！ ダークファンタジーもなかなかに作者の技量が試されるものがあるので面白いです。
　と、私の趣味がもろばれしたところで本題に入っていきましょう。まあ、これは先ほども上げましたが変人が主人公の小説なども大半が三人称です。理由を説明していきましょう。

【説明というよりも個人的考察その２】
　ファンタジー小説は特に言えるのですが、こういう小説って現代ものと明らかに違いますよね。世界観にしろなにしろ。そうすると現代小説と比べ、世界観やらなにやらの説明が多く求められます。しかし、一人称だと唐突に世界観の解説をはじめると

「お前何急に世界に対して熱弁しはじめた」

となる場合が多いです。しかし、それを恐れあまりにも長い期間で説明を小分けにしておくと徐々にめんどくさくなってきます。
　そこで役立つのが三人称(神視点)。
　例えばですが主人公がモンスターと戦ってるとしたら、ここはモンスターに占領されたとか話をもって行きやすいんですよね。それが三人称の特徴です。
　客観的に見てるので、きっかけさえあれば説明を放り投げやすいんです。

　また、ファンタジーの主人公はあこがれ型が多い！ そのため、共感できない言動が目立ちます。なのでそういうキャラに関してはその視点で楽しむよりも客観的に見ててどう動くかを楽しむかが三人称の醍醐味かと思ってます。もう一度言います。思ってます。



まとめ
登場人物や物語によって多少誤差は生じるが
現代小説、ラノベ、ケータイ小説、夢小説などキャラクターと同じ立場で見ることで楽しめる作品は一人称
ファンタジーなどの現代とは世界観が大きく異なり説明を多く必要とする、或いは登場人物の次の言動を楽しむ小説は三人称
が向いている。

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