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ピアノが置かれた理由8 ページ8

マスターの言葉に皆興味を示し、マスターが晒したノートをどれどれ、と覗き込む。そこにはマスターの幼い頃のものであろう拙い文字でこう綴られていた。




おじいちゃんが酒場をはじめたのは、ジャズバーというのをいつかやってみたかったから、って言ってた。
ジャズっていうのが、ぼくにはよくわからないけど、おじいちゃんが貯金をはたいて買ったっていう立派なピアノを見たときはとてもこうふんした。うきうきした。
ピアノの音はすっごくきれいで、おじいちゃんもピアノが好きだって言ってた。
ぼくはまだおさけはのめないけど、きっとおじいちゃんのバーは素敵になるんだろうなって、ピアノを見て思った。




微笑ましい文章だったが、今出ていた議題の核心を衝いていた。
「へえ……おじいさまが」
「ええ、そのようです。日記を見て思い出しました。祖父はとてもピアノが好きなんです。ピアノは現存の楽器では、最も幅広い音域を持つ楽器です。だから、奏でられる音楽も多彩でピアノフォルテの名の通り、強弱での表現も豊かな楽器で、ピアノから奏でられる大胆かつ繊細な旋律に魅了された、といったことを話していました」
その言葉には、音楽やピアノへの愛がふんだんに感じられた。

歌への愛1→←ピアノが置かれた理由7



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作品ジャンル:純文学, オリジナル作品
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年10月25日 13時

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