一億円 ページ4
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拝啓
探偵チームKZ リーダー若武,上杉,黒木,小塚,立花,七鬼,美門 殿
突然だが君達は、あるゲームの参加者としての権利を得た。
参加するかしないかは自由だが、勝利した者達には賞金“一億円”を贈呈する。
全ては君達の判断に任せる
よく話し合ってから決めろ。
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「誰かの悪戯じゃねえの」
「俺もそう思う」
上杉がくいっとメガネのふちを押しながら言ったのに対して、
紫色の髪を纏った少年____、七鬼もすぐさま賛成した。
一方若武は目をギランギランに輝かせ、にっこり笑った。
「一億円…。これでKZも有名になれるぞ!!!」
「お前……」
やっぱり若武は第一にKZが有名になれる事を考えていたのだった。
「…参加……するの?」
声が震え気味の少女。
「立花…怖いのか?」
七鬼が言う。
「そ、そんな訳無ないじゃない…!!!」
立花が顔を真っ赤にさせて怒ったのは言うまでもなく___
「で、どうするんでしょ?」
美門がこくんと可愛らしく首を傾げる。
「僕としてはやってみた方が良いと思う」
珍しく自分の意見を主張するおっとりした男の子。
「小塚の意見に賛成の奴」
若武が辺りを見回すと、立花以外の6名が手を上げる。
「多数決で、ゲーム参加決定___。」
「待て、ここはアーヤの意見を聞いた方が良いだろ」
だな。と皆が同時に軽く頷くと、立花に視線を向ける。
「私はっ___」
「女だから行かなくても良いんだよ」
若武が禁断の言葉を口にする。
「性別差別しないでよっ…!!!」
「これは一億円かかってるんだろ?
つまり、それなりの苦しみや辛さを味わうに決まってるんだよ。
だから、アーヤがゲームに参加しなくても、俺達6人で行くから。」
「え…?」
勿論だと言う風に軽く頷く男子チーム。
これでもし、ゲームに参加しなかったらきっと、仲間外れになる___
立花がそんなことを考えているのは、顔を見ているだけでも分かる。
「分かった、やるよ___」
.
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ゆいとこ - おもしろい!人狼大好きなので嬉しいです!!更新頑張ってください! (2022年9月5日 18時) (レス) @page4 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
shio(プロフ) - すごく面白いです!人狼もKzもどっちも好きなので続き楽しみにしてます! (2021年12月10日 11時) (レス) @page4 id: 8c8b2b6f4b (このIDを非表示/違反報告)
夏葉 - 今までに見たことの無いテーマでとてもワクワクしています!応援してます!!! (2020年8月18日 20時) (レス) id: 4a7ac0d1c3 (このIDを非表示/違反報告)
菜夢紗(プロフ) - 人狼だなんて、面白そう……新鮮ですっ!頑張ってください!! (2020年8月12日 14時) (レス) id: 69a4eade80 (このIDを非表示/違反報告)
志帆 - すごく面白そうです!つづきを楽しみにしてます(n*´▽`*n) (2020年8月10日 11時) (レス) id: eeafa08b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年8月9日 17時