検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,225 hit

一億円 ページ4

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




拝啓

探偵チームKZ リーダー若武,上杉,黒木,小塚,立花,七鬼,美門 殿


突然だが君達は、あるゲームの参加者としての権利を得た。

参加するかしないかは自由だが、勝利した者達には賞金“一億円”を贈呈する。


全ては君達の判断に任せる


よく話し合ってから決めろ。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「誰かの悪戯じゃねえの」


「俺もそう思う」

上杉がくいっとメガネのふちを押しながら言ったのに対して、

紫色の髪を纏った少年____、七鬼もすぐさま賛成した。


一方若武は目をギランギランに輝かせ、にっこり笑った。

「一億円…。これでKZも有名になれるぞ!!!」

「お前……」


やっぱり若武は第一にKZが有名になれる事を考えていたのだった。



「…参加……するの?」

声が震え気味の少女。


「立花…怖いのか?」

七鬼が言う。

「そ、そんな訳無ないじゃない…!!!」

立花が顔を真っ赤にさせて怒ったのは言うまでもなく___


「で、どうするんでしょ?」

美門がこくんと可愛らしく首を傾げる。


「僕としてはやってみた方が良いと思う」

珍しく自分の意見を主張するおっとりした男の子。

「小塚の意見に賛成の奴」


若武が辺りを見回すと、立花以外の6名が手を上げる。



「多数決で、ゲーム参加決定___。」

「待て、ここはアーヤの意見を聞いた方が良いだろ」

だな。と皆が同時に軽く頷くと、立花に視線を向ける。


「私はっ___」

「女だから行かなくても良いんだよ」

若武が禁断の言葉を口にする。



「性別差別しないでよっ…!!!」

「これは一億円かかってるんだろ?

つまり、それなりの苦しみや辛さを味わうに決まってるんだよ。


だから、アーヤがゲームに参加しなくても、俺達6人で行くから。」

「え…?」


勿論だと言う風に軽く頷く男子チーム。


これでもし、ゲームに参加しなかったらきっと、仲間外れになる___

立花がそんなことを考えているのは、顔を見ているだけでも分かる。






「分かった、やるよ___」






.

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←手紙



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆいとこ - おもしろい!人狼大好きなので嬉しいです!!更新頑張ってください! (2022年9月5日 18時) (レス) @page4 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
shio(プロフ) - すごく面白いです!人狼もKzもどっちも好きなので続き楽しみにしてます! (2021年12月10日 11時) (レス) @page4 id: 8c8b2b6f4b (このIDを非表示/違反報告)
夏葉 - 今までに見たことの無いテーマでとてもワクワクしています!応援してます!!! (2020年8月18日 20時) (レス) id: 4a7ac0d1c3 (このIDを非表示/違反報告)
菜夢紗(プロフ) - 人狼だなんて、面白そう……新鮮ですっ!頑張ってください!! (2020年8月12日 14時) (レス) id: 69a4eade80 (このIDを非表示/違反報告)
志帆 - すごく面白そうです!つづきを楽しみにしてます(n*´▽`*n) (2020年8月10日 11時) (レス) id: eeafa08b26 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2020年8月9日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。