#番外編【貴族物語】 ページ50
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ソフィアside
ソ「…ーッ…」
徐々に視界がボヤけていく。
自分でも“泣いている”ということがわかった。
止めようにも、もう止まらなかった。
ソ「…ッｸﾞｽ…ッ…」
ウ「…ッえぇ！え…！」
ポロポロと涙を溢している姿に気付き、ギョッとするウィリアム。
ワタワタと慌てていた。
女性には慣れているはずなのに…
自分が泣かせてしまったのだと勘違いしているようだった。
だが暫くして、泣いている原因を察知したのかスッとハンカチを差し出された。
ウ「良ろしければ…これ、使ってください」
ソ「…いらないわ」
ウ「そう仰らずに」
ソ「男性に慰めてもらうようなか弱い女に見えて…？
そういうの嫌いなのよ…放っておいて頂戴」
…それに…お呼びなのは貴方じゃなくて…
チラッとリヴァイさんを見る。
奥にいる2人は気まずそうにしつつも互いが離れたくないと言った感じでずっと近くにいる。
見てて…むず痒く腹立たしい。
ソ「はぁッ…」
2人を見てると、また馬鹿馬鹿しくなって涙もゆっくりと止まっていった。
パサッ…と髪を掻き上げた。
…いつまでも引き摺るなんて…
私らしくないわ。
ソ「貴方、私と一緒だと言ったわよね？」
ウ「…ええ」
ソ「一緒にしないでほしいわ。
私はもう、貴方より前に進んでる」
ウ「………」
フンッと鼻を鳴らす。
この私に向かって“自分が上”だと示していたその態度…
彼を思いっきり睨んでやった。
それに対し、彼は少し目を見開いた後「ハハ！」と笑っていた。
…なッ…この人、私を見て笑っ……
ソ「し、失礼よ！！人を馬鹿にして…！」
ウ「あぁ、すみません(笑
あまりにも可愛らしかったもので…(笑」
ソ「なッ…」
少年のような屈託のない笑顔で笑うウィリアム。
私にとってはそれさえも侮辱に思えた。
…私の怒りを…可愛いですって…！？
ソ「馬鹿にするのも大概にしなさい！
私は貴族よ！」
ウ「ええ、ご存知ですよ(笑」
ソ「…ッ…私に向かってその態度…」
…って…彼も貴族だったんだわ…
ニコニコと笑っている彼に立つ歯がなく、睨むことしかできない時間が続いた。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
