#434【執念】 ページ35
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あなたside
ソ「あんたなんか…いなければよかったッ…」
そう告げるソフィアから流れ出る大粒の涙。
強く睨むその顔は、本当に心の底からそう思っているように見えた。
ソ「あんたなんかいなければッ…リヴァイさんは私の…」
それを聞いて気付いた。
確かに、ソフィアにとってみれば幼馴染である私の存在は邪魔でしかない。
リヴァイがソフィアのことが好きだということを彼女は知らないのだろうか…
ソフィアは、縁談を申し込み続けていたがそれがようやく叶うと言っていた。
なら、成立したということではないのだろうか。
それともリヴァイは…未だに断っているの…？
止まることのないソフィアの涙…
私にはその涙がとても…綺麗に映った。
ソフィアのリヴァイのことを好きだという気持ち…
痛いほどわかった。
あ「…ソフィア…」
“大丈夫。リヴァイはソフィアのこと好きだから…”
そう告げても良かった。
けど…私もリヴァイが好きだ。
そこまで優しく寄り添えるほど…私も出来た人間じゃなかった。
それにソフィアとは対等な立場で戦いたい。
同じ人を好きになったんだ…
ちゃんとぶつかって…
ちゃんと…
あ「ねぇソフィア…知ってる？
人ってね、自分より高いところにいる人を見ると“私もそこに行かなくちゃ”じゃなくて“お前も私のいるどん底に落ちろ”って思うの」
ソ「……ッ…だから何なのよ…」
あ「申し訳ないけど、私はそこには行かない。
誰かを嫉妬しながら憎む地獄に落ち込んで生きるなんてこと、私はそんな風には生きたくないの」
ソ「……ッ……」
あ「…私は負けない。絶対に。
リヴァイも皆も守る…そしてソフィア…」
ソ「…………」
あ「あなたも…守ってみせる。
だからこんなことしないでちゃんと…私と正々堂々と戦って」
涙を流すソフィアを真っ直ぐ見て、そう伝えた。
大きく見開いた目からは大粒の涙が止まっていた。
暫くして彼女は口を緩めた。
その顔は私のよく知るソフィアの顔だった。
涙を拭き取り、また髪を掻き上げた。
そして呆れた顔で…
ソ「…フッ…本当…あなたになれそうにないわ…」
そう笑みを浮かべていた。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
