#431【思出の人】 ページ32
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ソフィアside
今から9年前。あの日は晴天だった。
私はあるお得意の町商人に呼ばれ、街に出ていた。
ヤルケル区内の街道で前を行く商人達。
どんどん人気のない路地へと進んでいく。
「ん？」と違和感を持った時にはもう遅かった。
後ろから口を抑えられ、体の自由を奪われてしまった。
…怖い…ッ…
そう感じてしまえば身体は恐怖で思うように動いてくれなかった。
ソ「…んんッ…」
…助けてッ…！
振り絞った声で叫んだが人気のない路地では誰の耳にも届かない。
その後も何度も抵抗を重ねたが、口を抑えられていたら出る声も出なかった。
そして、ある場所へと連行されそうになったその時…
フ「女の子1人相手に何してんのさ」
イ「地下も地上も、人はあまり変わんねぇのな！」
目の前に現れた青い瞳の男性と赤い髪の女の子…
フ「なぁリヴァイ？」
私の背後を見る青い瞳の男性。
ドゴッ…ガッ…
背後から鈍い音と商人達の叫び声が聞こえた。
そして気がついた時には、私の口元にあった手は無くなっていて…
代わりに鋭い目つきをした黒髪の男性が立っていた。
少し柄の悪い風貌に怯えながらも恐る恐る問う。
ソ「…あなた達は一体…」
リ「………」
私をじっと見つめる男性。
…な、何か言いなさいよ……
怖いじゃない…
何も発さない男性の圧に暫く戸惑っていると…
リ「…ミラ…」
知らない名前を呼んだ。
ミラ…？…
ソ「あ…いえ、私は…ソフィアと申します…」
貴族という手前、一応表の姿で返答する。
そういうと“リヴァイ”という男性は「そうか…悪かった、人違いだ」と言っていた。
…人違い…？
何…私に似た下民がいるっていうの…ッ…
そんなこと貴族に言って…
本来ならどうなるかわかってるの、この人…
無知なのか、それともただの怖いもの知らずなのか。
礼儀知らずも甚だしいわ。
でもまぁ、今回は助けてもらったし…
見逃してやってもいいけれど…
そんなこと思いつつも、その時の私は何故か…
彼にとても興味が湧いていた。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
