#417【囚われの身】 ページ15
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あなたside
そこら中に散らばっている木の枝を手に取り、走り行く彼等の足元へと投げる。
見事に枝に足が掛かり、転倒する男達。
あ「ミカサ…ッ…！」
その隙に縛り付けられていたミカサを救出することに成功した。
転倒している彼等から一定の距離を取った後、ミカサの拘束を解く。
あ「大丈夫…？！怪我はない？」
ミ「はい。
すみません…私の失態で副長にご迷惑を」
あ「何言ってるの！ミカサは悪くないよ。
私が原因で危険な目に合わせてしまった…私の責任だよ」
そう話してる間にも、倒れていた男達が起き上がり
こちらへと向かってきていた。
私とミカサだけなら何とか…やれる！
立体機動装置もブレードもないけれど、マーレ兵でもない民衆のこいつ等には勝てる望みがある。
あ「立てる？ミカサ」
ミ「はい」
そう、構えた時だった。
フードを深く被っていた男のうち、1人がフードを取った。
男1「久しぶりだな、ミラ」
顔を見て昔の記憶が蘇ってきていた。
そしてその記憶が私の身体を小刻みに震わせた。
…どうして…ッ…あんたが…
そいつに気を取られ、全神経が鈍っているところに…
ゴンッ…！
頭部に鈍い音と痛みが走る。
ミ「副長ッ…！！！」
…なにッ…誰…
揺れる視界。
ミカサの声で私の身に何かが起こったのだと確信する。
ドサッと倒れる体。
遅れて頭に激しい痛みが帯びていく。
ミ「…ッく……」
私を背に格闘の構えをするミカサ。
その先には3人の男と…マーレ兵の1人が血のついた瓦礫を持っていた。
あの瓦礫で頭部を殴られたのだろう。
…ッ…まさか木の上に隠れていたとは…
ガサガサ…と木の上からマーレ兵が2人降りてきた。
…ま、まずい…このままだと…ミカサが…ッ…
ドクドク…と脈打つ音と重なり、頭部から血が流れていく。
損傷した頭で上手く思考が機能していない。
でも、このままだとミカサが殺られてしまう…
それだけは阻止しなくてはいけない。
あ「ミカサ！逃げて…！」
ミ「…でも！副長が！そんなことできません！」
あ「奴等は他にも武器を持っている。
丸腰の私達じゃどうすることもできない…
このままだと私もミカサも殺される。
ミカサ、貴方ならわかるでしょ…？」
ミ「で、ですが…！」
私達へと近寄ってくるマーレ兵達。
手には銃を構えている。
今ここで確認できている敵の兵は3人だけど、まだ潜んでいる可能性もなくはない。
だからこそ…
私達は今ここで戦うべきじゃない。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
