五条先生の目隠し事情[3] ページ4
× × × × × ×
太宰は包帯を受け取って言った。
太宰「…悟、ちょっと前髪、っていうか髪上げて。」
五条「こう?」
太宰「そうそう。それでこーして…」
手馴れた手つきで包帯を五条の目を覆っていく太宰。
もはやそれ見えてるの?とかは誰も気にしていない。
頭にあるのは、"五条悟ならまぁ大丈夫"と
いう、よく言えば信頼、悪く言えば適当な思いであった。
太宰「はい、できた〜!!」
五条「え、何コレどうなってんの。」
夏油「へぇ、別人みたい。いいんじゃないか悟?」
中也「意外といけんじゃねェか?」
自分の現状が見えない五条は不思議顔だが、周りの反応はよかった。
今まで下りていた綺麗な銀髪を前髪ごと上げ、両目を包帯で覆うと同時にその髪を固定するスタイル。
五条悟だからこそのスタイルだ。
五条「まぁ君らがそう言うならコレでいいや。」
そう言い、目元の包帯を撫でる五条の顔には、満足そうな笑みが浮かんでいた。
太宰「そう言って貰えて何よりだよ。」
それを見て明るく笑う太宰。
呆れた様に、でも幸せそうに笑う夏油。
舌打ちしながらも何も言わない中也。
そんな空間を、1つの音が満たした。
中也「あァ?電話…って学長か。」
夏油「…あ、任務。」
全員「「「「げ。」」」」
同時に顔を歪める4人。
どれだけ言い争ってもこういう時ばかりは揃うのがこのメンツなのであった。
太宰「中也、スマホ貸して。」
差し出された手に、無言で鳴り響くスマホを差し出す中也。
太宰は、受け取ったスマホの通話拒否ボタンを何の躊躇いもなく押した。
太宰「さて、任務に出かけようか。行くよ、中也。」
中也「手前を待ってたんだよ俺は。」
太宰「じゃ、悟も傑も頑張ってね〜。」
中也を無視して2人に手を振る太宰。
ブツブツいいな言いながら後に続く中也。
五条「じゃあ僕達も行こっか傑。」
夏油「…はいはい。」
騒がしかった五条の部屋は主が居なくなったことで一瞬で静かになった。
…任務を終えた4人が揃って夜蛾に怒られたのは言うまでもない。
× × × × × ×
…こんなどーしよーも無い話がこんな長さでこれからどうなるんでせうか…()
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太宰治
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あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね!ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AHI | 作成日時:2021年1月30日 23時