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おいでよ!獣人生活 ページ12

部屋から出て、リビングに向かう途中で、Aはテツヤ2号に遭遇した。

『おはよ〜2号!』

「ワン!」

2号はAに頬を擦り付け、ぺろぺろと舐める。

『お〜よしよし!可愛いなぁ〜!』

少し、ヨダレにまみれたが、可愛いので良しとする。

Aはテツヤ2号の頭に乗り、指示を出した。

『よし2号!リビングまでよろしく!』

「ワン!」

2号は一気に加速してリビングへ向かう。

『おー!速い速い!あ!ヤバい!ちょっと!』

Aは2号の勢いで飛ばされそうになりながら、何とかリビングに到着した。

リビングには誰も居ない。

テーブルの上には、置き手紙があった。

"おはよう、いや、お前達はきっとおそようなのだよ。今日の朝食はパンだから、各自好きなパンを焼いて食べるのだよ。サラダとヨーグルトは冷蔵庫なのだよ。今日は黄瀬が13時には帰る予定なのだよ。"

事細かに書かれたメモを見て、Aは少し笑ってしまう。

『真太郎って、やっぱりママだわ………。なのだよが多すぎて見ずらいのだよ………。』

メモがちょうどいい大きさだった為、Aは折り紙を始める。

『でっでで〜〜!!』

出来たのは紙飛行機。

テーブルの端から端まで、全てを助走に使い、紙飛行機を投げる。

紙飛行機は一直線に冷蔵庫の上に上がってしまった。

『あちゃぁ〜〜〜。』

失敗した、と目を覆って、紙飛行機の回収に向かう。

ツルツルして登りにくい冷蔵庫をなんとか登り、紙飛行機を手に入れた。

『でっでで〜〜!!』

本日2度目の紙飛行機入手の瞬間、とてつもなく大きな物音が聞こえた。

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設定タグ:黒子のバスケ , キセキの世代 , 紫原敦   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ウィンぷす | 作成日時:2020年3月9日 19時

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