スターチスとアイビーの花束を[テニス･BASARA混合]

この世界にサヨナラを1 ページ1

．

ｻﾞｼｭｯー





肉を切り裂く嫌な音と共に私の体は崩れ落ちた





熱いあついアツイ

燃えるように痛む背中。

あたりに飛び散る鮮血



ああ、もう私は死ぬのか…

自分でも、驚くほどに頭は冷静だ。

死ぬのが怖いというわけではない。

戦国乱世いつどこで死んでもおかしくはないのだ。
でも…一つだけ不安。それは…



政「バカ野郎！！俺なんかかばいやがってっ…」



政宗。



大事な、大事な私の半身…
泣かないで。

そう言いたいのに私の声は届かない。



小十郎も、あんたに政宗頼みたいのにそんな顔されちゃ頼めないよ…？



なんてことを考えているうちにも血は止まらず流れてゆく。

私の周りに血だまりができ、私を抱える政宗の手のひらを汚してゆく。

この世界にサヨナラを2→

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す