23 ごめん ページ23
京極「いや、断られたあの日、ヤスと仲良さそうに話しながら出てったのがちょっとあれやったんで…俺だって妬きますよ。でも、ほんとにごめん。」
『それは私もごめんなさい。あの日はヤスさんの誕生日パーティーがあって、佐原の家でやったもんだから風斗くんは誘えなくて…』
京極「あの人俺らのこと嫌いやもんな〜。これはもうちょっと、お互いのすれ違いってことで。」
『別れ話じゃないなら今日は…?』
京極「こないだの分の埋め合わせ。明日休みやんな?」
『うん。』
京極「なら泊まってって。こないだ一緒にいられんかった分、Aを独り占めしたい。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日は結局、映画見たりゲームしたりご飯食べたりと、いろんなことをした。
そして来た朝。
隣から聞こえる寝息が心地いい。
聞いてると止まっちゃわないか少し不安になる。
『本当に綺麗な顔…』
これは出会ったときから思ってたこと。
好きになったのは顔だけじゃないけど、それにしてもすごく綺麗な顔。
ずっとこの時間が続けばいいのに。
京極「…そんな見られてると起きづらいわ…」
『あっ、ごめん、いつから起きてた…?』
京極「Aが起きたあたりから。」
ってことは…
京極「俺もAの顔むっちゃ綺麗だと思ってる」
やっぱり聞かれてた…
『恥ずかしっ…ほら、朝ごはん。朝ごはん食べに行こ。』
京極「この調子じゃAと暮らしたら俺、健康になるかも。寝るのも早いし。」
『…一緒に暮らしたいね』
98人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おぜんざい☆混ぜ混ぜ | 作成日時:2024年2月20日 2時