ねぇこっち向いて 25 ページ31
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無一郎「ねえ、それ絶対だめ。僕が代わりに行くから。絶対Aはだめ。」
『な、なんでよ……』
現在、任務に行く準備をしているんだけど…
無一郎くんにすごく止められています。
無一郎「遊郭なんて絶対にだめ、Aには危険すぎる。危ない。」
そう、今回の任務は遊郭に潜んでいるらしい鬼の討伐任務。
しかも遊郭だから合同任務なんだけど……
無一郎「それに、なんで一緒に行くのが伊黒さんなの?伊黒さんには甘露寺さんがいるでしょ?なんで僕じゃだめなの?」
さっきから何とも機嫌が悪いようで。
『大丈夫!仮にも柱だし、2人行くんだから絶対大丈夫、心配してくれてありがとうね』
そう言ってお化粧直しを少ししていると、無一郎くんが後ろから抱きついてきた。
『無一郎くん…?』
無一郎「…ばか、そういう事じゃないし。」
なんて言いながら顔を首元にうずめてくる。
やだ可愛い。
『すぐ帰ってくるからね』
心配してくれてるなんて、絶対死ねないな。
子供をあやすように無一郎くんの頭を優しくぽんぽんすると、がしっとその私の腕は掴まれた。
無一郎「ねえ本当に遊郭ってどんな場所は分かってんの?」
『え?』
気づけば腕を引かれて無一郎くんは正面に。
今日も綺麗なお顔だなぁ。
なんて呑気な事を考えていた。
無一郎「遊郭っていうのはね、こういう事をするところなんだよ。」
『あ、ちょ!?無一郎くん!?!?』
そう言うと無一郎くんは、腰をぐっと寄せて私の唇をなぞる。
なんとも言えない妖艶な雰囲気の無一郎くんから目が離せない。
そしてどんどん近づいてくる無一郎くんの顔。
逃げようと思っても、がっちり腰を掴まれているから逃げられない。
…いや、あわよくば逃げないでこのまま幸せに浸っていたい。←
あっ、接吻される________!?
と思って無意識に目を瞑った瞬間。
スパァンッ
伊黒「おい一体全体いつまで待たせるつもりだ花埜め。こっちだってやりたくて合同任務に行くのではないんだぞ。体調管理だけでなく時間の管理ですらできないのかお前は。全くそんなんだからお前は…」
突然入ってきた伊黒さんは、そこまでネチネチトークを広げて目をカッと見開いたまま止まった。
そりゃね、目の前で接吻しそうになってる男女がいたらね。
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ぽむちゃ(プロフ) - 善子さん» ありがとうございます!!!!!泣 宜しくお願い致します!!!!! (2020年3月30日 22時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - ぽむちゃさん» おめでとうございますっ!!!もちのろんで、応援させていただきますっ!! (2020年3月30日 21時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃ(プロフ) - 善子さん» でも応援してくださったおかげで続編まで続けることができました!!これからも宜しくお願い致します!!^^* (2020年3月30日 21時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - ぽむちゃさん» いえいえ、そんな!なんかよかったです!ありますよねwwwこんがらがったりしますよね、本当に! (2020年3月27日 13時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
ぽむちゃ(プロフ) - 善子さん» 全然大丈夫ですよ!なんだかありがとうございます!!モチベ上がりました(照)でも私も何書いてんだ?って思うことありますw (2020年3月27日 12時) (レス) id: 9fc3d07e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむちゃ | 作成日時:2020年2月29日 23時