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46話「本当の最後」 ページ47

「私もびっくりしましたよ。まさか……ねえ?」
「晴音。やめたげて。尼子が可哀想な様子になってるから」

晴音に夜のことを散々話された。

まさか、聞いていたとは……てか、早く寝なよ、晴音。


その後、私たちは夕方まで話していた。

橙色の光が窓から差し込んできた頃、遠くから馬の音が聞こえてきた。

「――――そろそろ……ですね」

これで、尼子と二人で過ごすことはない。夜のことも、全部最初で最後。

「では、行きましょうか。二人とも」
「うん」
「ああ」

これで、本当に最後だ。


「では、私はこれで」

城を出た後、晴音は城内へ入っていった。


だんだん、馬の音が近づいてくる。それは、私たちの別れの近づき。

その度に、胸が締め付けられてきた。

47話「さよなら」→←45話「晴音の衝撃発言」



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作者名:桃犬(晴☆晴) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年5月24日 10時

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