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11話「無理難題」 ページ12

「何言ってんの、あんた!馬鹿じゃないの!?」

絶対無理。何があろうと無理。
なので、全力で否定させてもらった。


「だいたい、あんたはおとなしく城に戻ればいいでしょ!」
「城に戻ってもいいんだが、毛利に戻ったことを知られればまた連れ去られると思ってな」

ふうん……だが、断る。


「だいたい、何で私のところなわけ?」
「長曽我部や大祝のところだと、毛利がよく攻めてくるからな。お前のとこならあまり来ねえだろう?」

まあ、最近は来てないなあ。だからって、何でわざわざ私が――――――


「A様から離れろ!尼子晴久!!」

ガチャリという音がしたかと思って振り向くと、晴音がいた。
晴音は、尼子の頭に銃を向けている。


「何で貴様がここにいる、尼子晴久!」
「お前は……桜水か!」

晴音は毛利同様、尼子のことも敵視している。敵にはとにかく容赦ないのが晴音だ。


「……尼子。鹿之助が探していた。城に帰れ」
「まあ、待てよ。俺にも帰れねえ事情があんだよ」

尼子は、さっき私に話したことを再び晴音に話した。

12話「見た目は可愛いが恐い」→←10話「月夜の不審者」



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作者名:桃犬(晴☆晴) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年5月24日 10時

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