もう一度会いたい・・・～守りたいもの～ Part１【絶鬼】 (ページ23)

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貴「え？あぁ。こっちの方が動きやすいと思って・・・」
絶「あぁ～。でも、今その服着なくてもいいんじゃ・・・それに学校に戻るのに」
貴「そこら辺は大丈夫！それに皆には制服を着ているように幻覚を見せればいいしね♪」
絶「Aらしいね(微笑。それじゃあ学校に戻ろう」
貴「うん！・・・えっとさ絶鬼。もう少しゆっくり歩かない？」
絶「え？別にいいけどなんで？」
貴「あ。いや～なんとなく？」
絶「なんだそれ(笑)」

絶鬼は少し歩くスピード落としてくれた。
にしても・・・絶対に言えない『絶鬼ともう少し二人っきりになりたい』なんて///
言ったらなんか笑われそうだし？それに恥ずかしくてそんなこと言える訳がない！
それからは学校のことや昔話をして歩いていた。

ドォォォンッ！！！

貴「何？今の音と揺れ・・・それにこの妖気」
絶「ッ！・・・覇鬼兄さんだ！急がないと！」

そう言って絶鬼と私は学校に向かって走り出した。今は朝だから皆学校に居る・・・お願い無事でいて！
私達が学校に着くと玉藻先生、ぬ～べ～それにゆきめさんが覇鬼に立ち向かっていたが、明らかに覇鬼の方が有利だった。
覇鬼はぬ～べ～に向けて拳を振り上げた。

貴「ぬ～べ～！上！！！」
ゆ「ダーリンが危ない！」
ぬ「ッ・・・！！！」

ドォォォォンッ！！！

ぬ「ゆきめっ！！！！！」

ゆきめさんはぬ～べ～を押し退け自分を身代わりにした。

覇「・・・」

覇鬼がゆっくり手を上げると、ゆきめさんがふらつきながら立ち上がった。

ゆ「うっ・・・私のダーリンは・・・私が守る！」
貴「っ！ゆきめさんっ！良かった・・・」

私と絶鬼は急いでぬ～べ～達の所に走った。
因みに私は結局、幻覚を解き陰陽服の姿になった。だってもう戦闘になってるし・・・

玉「此処は私達に任せて下さい」
貴「そうだよ！鬼の手がないとただの人間なんだから！」
絶「それに、まだ君にお礼をしていないしね。・・・久しぶりだね覇鬼兄さん。また会えて嬉しいよ。挨拶がわりに楽しい演奏会(喧嘩)でもしようよ」
ぬ「みんな・・・」
覇「・・・人間だろうが弟だろうが妖怪だろうが・・・俺のもとにひざまずけぇ！！！」