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そろそろ、出ようかな とペンライトを消し荷物をまとめる
荷物が少ないおかげか最後のMCの間に外に出る事ができた
扉から出ても中から音は聞こえてくるから、ここで聞いていてもいいかな…
荷物を手に持って体を揺らして音楽にのる
合いの手を入れられないのは残念だけど 贅沢言ってられないよね
アンコール前に、関係者の扉からはちらほらと人が出ていく
扉の前に立ち尽くしているわたしを横目に、どこかへ向かって行ってしまった
「…あれ? Aちゃん?」
「あ、天月さん、」
ライブが終わって余韻に浸っていると天月さんが扉から出てきた
「どうしたの?こんな所で」
「音漏れだけでもライブを楽しみたくて…
迷惑でしたかね?」
「ううん、そんな事ないでしょ」
正直、ホッとした
ここで天月さんに変な印象を持たれてまふくんに報告されたらひとたまりもないから
「よ、かったです
あの 天月さんはこのまま帰るんですか?」
「ん?ううん、ちょっと2人の楽屋にお邪魔してから帰ろうと思うけど…どうしたの?」
「あ、いや、素朴な疑問で…
変でしたか?すいません」
「ううん、ぜんぜん
…あ!そうだ、A ちゃんさえ良ければなんだけど…」
そう言って思いつめた顔でこちらを見つめる天月さん
突然の真剣な表情に軽くたじろいでしまう
「?はい、」
「2人の楽屋行かない?ちょっとだけ」
周りに人はいないのに、声を潜めて言われる
「が、くや……え…いいんですか」
最初に浮かんだのは嬉しい気持ち
その後からじわじわと不安がうかんでくる
前科があるのに、大丈夫だろうか
いま急遽決まったことだからわたしが楽屋まで押しかけるということはAtRのふたりが知るわけない
「挨拶するくらいいいんじゃないかな?
責任は僕が負うよ」
わたしの表情から不安な気持ちを汲んでくれたのか、天月さんに苦笑まじりで言われる
「…でも…」
「いいよ!行こ行こ!」
半ば引きずられるように連れて行かれる
拒否するなんて簡単にできたはずなのにどうしてもその手を振りほどけなかったのは
傷ついてもいいからふたりに、まふくんに会いたいという気持ちのせいだ
まあどうせ後から 死ぬほど後悔するんだろうけどさ
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ひより(プロフ) - もふぃさん» 報告ありがとうございます! (2018年12月1日 23時) (レス) id: 8d41273a90 (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - 名前抜けてますよ…!汗 あと続編楽しみにしてます! (2018年11月30日 16時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 私はまふまふさんのこと本気で大好きだから、そうだったらとても悲しいです…。 (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
カイ - やっぱりガチ恋ってまふまふさんによく思われないのでしょうか?(´;ω;`) (2018年11月12日 16時) (レス) id: ff33a9029c (このIDを非表示/違反報告)
もふぃ(プロフ) - ひよりさん» いえ!解決してよかったです! (2018年11月10日 13時) (レス) id: bd51fbc33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひより | 作成日時:2018年8月26日 15時