【HQ】ポジション:マネージャー

ep.04 早起きの徳はもう少し ページ5

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午前６時前______



やっぱり春先でも東北の早朝は寒い

合宿とか練習試合も少なくなった今はこんなに朝早く学校に来ることもなかなか無い



ふぅ〜、手先冷える〜







｢『あ』｣



『スガさん…！おはようございます！』


菅原 ｢おー！Aー！やっぱそう思うよな〜！｣


『スガさんまで来てくれるなんて思ってなかったです…！』


菅原 ｢そういうAこそ昨日あんなに嫌そうな顔してたのに笑

やっぱ気になるべ？あのふたり｣


『気になるってちょっとだけです』








そうかそうか、なんて全部見透かされてるような笑顔で相槌をうたれた


体育館が近づくにつれボールの音と、龍っぽい人の話し声





スガさんはやってるやってるって嬉しそうに笑ってて、先輩だけどちょっと可愛い

私より絶対可愛い









行くよ？の合図でスガさんが扉を開けるとすごいビビってる龍と１年生コンビが案の定見えて、

扉開ける前に龍が喋ってるのが聞こえたけど、大地さんだと思ってびびってたな？笑









菅原 ｢おお〜、やっぱ早朝練か〜｣

田中 ｢スガさん…！｣


『お疲れ様〜』

田中 ｢Aまで…！！｣




スガさんの後ろからひょこっと顔を覗かせると感激してる人が約１名




影山 ｢うす｣



そんなに興味無さそうな人が約１名





日向 ｢えーっと…｣



ドギマギしてる人が約１名…








『あっ、名前、教えてなかったよね

２年４組の成海Aです、マネージャーです。


昨日は驚かせちゃってごめんね』



日向 ｢い！いえ！とんでもないです！！！！｣


菅原 ｢日向ビビりすぎ笑｣





田中 ｢ふたりともなんで…｣

菅原 ｢だってお前昨日明らかに変だったじゃん！｣


『いつも遅刻ギリギリなのに鍵、俺が管理しますって怪しすぎましたよね〜？』


菅原｢大丈夫大丈夫、大地には言わない
なーんか秘密特訓みたいでワクワクすんね〜！｣


『ちょっと楽しいです笑』








私たちの準備が終わると、龍と影山はスパイク練

スガさんは日向とひたすらパスの練習

私はボール出し




やっぱり近くで見ると綺麗なフォームに完璧なトスワーク

影山はきっと、天才とかそういう部類

コート上の王様っていうあだ名の理由は分からないけど、やっぱ天才的だからなんだろうなと思う









口は悪いけど





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