わたしのおとーさんはゆーめいじん【桃】【すとぷり】

じゅうなな ページ18

さとみside






「ただいま_____」





ある日、俺が家に帰ってきたとき。




『うっ…うっ……』




「あんたがいるから…！あんたなんか…」




「四葉！A！！」




四葉がAを殴っていた。




「A………」




その日は俺が出張で一週間ぶりに帰ってきたため、Aは傷だらけだった。




齢一歳で覚えた言葉は“痛い”だった。




『痛いよぉ……痛いよぉ…』




「大丈夫だ。大丈夫だからな……」




俺はただ慰めることしか出来なかった。




「…離婚しよう」




もう一回で充分だ。




「何でｯ…何でよｯ!？私はあなたのことを…」




「家事や育児もろくにしないやつをAの側に置けるか！Aは俺が預かるから」





『………。』




「…嫌よｯ嫌よｯ！！」




「『…ｯ！？』」




すると、急に棚の物や花瓶などを投げたしたのだ。




俺はAに覆い被せるようにし、物を防いだ。




だが、ガラスとかは破片が刺さって痛くて……




「…うっ」




『おとーさん！』

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